事業内容
DCMホールディングスとそのグループ会社は、主にホームセンター事業を展開しています。このグループはDCMホールディングスを含む連結子会社7社と持分法適用関連会社1社で構成されており、事業内容は大きく分けて以下の通りです。
まず、ホームセンター事業においては、DCM株式会社と株式会社ケーヨーが主要な運営会社です。これらの会社は、幅広い商品を取り扱うホームセンター業を営んでおり、日用品から家庭用品、DIY用品まで、多岐にわたる商品を提供しています。
次に、エクスプライス事業は、エクスプライス株式会社が担っています。2022年3月24日にDCMホールディングスがエクスプライス株式会社の株式を100%取得し、完全子会社化したことにより、このセグメントはEC事業、つまりオンラインでの商品販売を主な事業内容としています。
また、共通ポイントサービスは、株式会社マイボフェローズが運営しており、ポイントサービスの運営業務などを行っています。このサービスは、グループ全体での顧客利便性の向上を図るものです。
これらの事業セグメントを通じて、DCMホールディングスグループは、ホームセンター業界における幅広いニーズに応える商品とサービスを提供し、顧客の生活をサポートしています。
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経営方針
DCMホールディングスは、ホームセンター業界において、顧客の生活を総合的に支える企業としての地位を確立し、さらなる成長を目指しています。同社は、2023年度から第3次中期経営計画をスタートさせ、「新世代ホームセンター創造への挑戦」を掲げています。この計画では、店舗の再活性化と事業領域の拡大を2つの主軸として位置づけ、2030年に向けた「生活快適化総合企業」の実現を目指しています。
具体的な戦略としては、既存店の改革、ローコストオペレーションの追求、独自のBOPISスタイルの構築、プライベートブランド商品開発体制の深化、M&Aによる事業領域の拡大などが挙げられます。これらの施策を通じて、サステナブルな事業価値と株主価値の拡大を追求し、社会に不可欠な企業へと成長を遂げることを目標としています。
また、同社は売上高営業利益率6.9%、自己資本利益率(ROE)8.5%を、2026年2月期の中期経営計画の目標として掲げ、収益性と資本効率の向上に努めています。これに加え、人的資本経営やサステナビリティへの取り組みも重視し、従業員の企業価値向上意識の醸成や健康経営の推進、SDGsへの貢献を通じて、持続可能な成長を目指しています。
このようにDCMホールディングスは、既存のホームセンター業態の枠を超え、新しい価値を創造し、顧客の生活を豊かにすることで、業界内での競争力を高め、長期的な成長を図っています。