事業内容
沿革・会社概要
Infosys Limited (インフォシス)は、インドのバンガロールに本社をおくITコンサルティング、テクノロジー、アウトソーシング、次世代デジタルサービスのリーディング・プロバイダー。1981年にナラヤナ・ムルティ(現在は名誉会長および代表相談役)やクリス・ゴパラクリシュナン(三代目CEO)など7人のメンバーにより、250ドルの資金で会社をスタートさせた。最初のクライアントはニューヨークのデータ・ベーシクス社であった。1993年株式上場。2008年には、Infosysは世界の優良株150銘柄で構成される世界的な株価指数である「グローバル・ダウ」のオリジナル構成銘柄に選出された。さらに、2012年12月11日にナスダック・グローバル・セレクト・マーケットから自主的に上場廃止を選択して、12月12日からは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している。
Infosysは大規模なシステム開発、ERPのグローバルロールアウトを得意としてきたが、近年は、世界中のクライアントがデジタルトランスフォーメーションのための戦略を策定し、実行できるように支援することに注力している。デザイン思考やナレッジベースITを取り入れたサービス「AiKiDō」も提供している。
製品・サービス・ビジネスモデル
Infosysは、次世代デジタルサービスの大手プロバイダーとして、過去30年間グローバル企業のシステムや業務を管理してきた経験に基づき、顧客のデジタルトランスフォーメーションに専門的な支援を提供することを主な事業としている。AIによる変更実行の優先順位化、アジャイル・デジタルによるビジネス強化などをソリューションの中心として、様々な企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するInfosysのソリューションは、顧客ごとに異なるビジネスアプリケーションに特化したものとなっているため、全て顧客との直接契約から収益を得ている。
Infosysの使命は、従来のような業務アドバイスにとどまらず、AIや自動化、オープンソース・ソフトウェア、スタートアップのアイデアなど、新しい破壊的テクノロジーを組み合わせることで、お客様のために革新的な戦略とソリューションを開発していくことである。Infosysは、金融サービス、保険、小売、消費者向けパッケージ商品、物流、エネルギー、ユーティリティ、ヘルスケア、ライフサイエンス、製造、通信、資源、サービス(航空会社、ホスピタリティなど)、米国、ラテンアメリカのハイテクなど、あらゆる業界の企業に価値を提供することに成功している。
事業エリア・顧客
Infosysの主要な地理的市場は、北米、ヨーロッパ、その他の地域、インド。2020年3月期の売上高のうち、それぞれ61.5%、24.1%、11.8%、2.6%を占めた。主要な取引会社の業種は、金融サービスと保険分野、小売業、消費者向けパッケージ商品と物流、通信、通信OEMとメディア、エネルギー、公益事業、資源・サービス、製造業、ハイテク・ライフサイエンス、ヘルスケアなどの顧客だ。