大戸屋ホールディングス【2705】 スタンダード(内国株式)

国内外で定食、弁当の直営・フランチャイズ事業、海外でのプライベートブランド商品輸入・販売を展開。

大戸屋ホールディングス【2705】 スタンダード(内国株式)

国内外で定食、弁当の直営・フランチャイズ事業、海外でのプライベートブランド商品輸入・販売を展開。

事業内容

大戸屋ホールディングスとそのグループ会社は、国内外での飲食事業を展開しています。具体的には、国内外の消費者に対して、定食や弁当の販売を行う直営事業及びフランチャイズ事業を主軸に事業を行っています。国内では、株式会社大戸屋が中心となり、イートイン型定食店「大戸屋ごはん処」を運営。メニューは、グランドメニュー約32品目、テイクアウト用のお弁当等約24品目で構成され、全て店内で調理された出来立ての食事を提供しています。

海外では、香港大戸屋有限公司、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.(シンガポール)、AMERICA OOTOYA INC.(アメリカ)、OOTOYA NJ L.L.C.(アメリカ)、M OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.(タイ)、VIETNAM OOTOYA CO., LTD.(ベトナム)、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.(タイ)が、それぞれの地域で直営店を展開しています。これらの海外子会社は、それぞれの国や地域において「大戸屋ごはん処」ブランドの店舗を直営で運営し、日本国内のメニュー構成と同様の商品を提供しています。

また、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.は、プライベートブランド商品の輸入・販売業務も手掛けており、大戸屋ホールディングスグループの事業範囲を飲食事業にとどまらず、商品販売にも広げています。

2023年3月31日現在の店舗数は、国内外合わせて423店舗にのぼり、国内では首都圏以外の地域にも積極的に展開しており、首都圏の店舗数の割合は41.1%となっています。これにより、同社グループは、地域密着型の飲食事業を通じて、幅広い顧客層に対応していることがわかります。

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経営方針

大戸屋ホールディングスは、飲食業界における厳しい経営環境の中で、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復と、持続的な成長を目指しています。同社は、「新中期経営計画(2022年3月期-2024年3月期)」を策定し、健康をキーワードに据えた成長戦略を推進しています。この計画では、既存店売上の早期回復、コスト管理の徹底、海外事業の再整備を主要な柱としています。

具体的な施策として、ブランドの再定義、グランドメニューの変更、提供時間の短縮、出店モデルの再構築、新規チャネルの開拓、労働時間の適正化、余剰コストの削減などが挙げられます。これらの施策を通じて、大戸屋ホールディングスは、顧客体験の向上と効率的な運営を目指しています。

また、同社は、価値ある商品をお値打ち価格で提供することを継続し、メニューの改定やブラッシュアップを行い、多様化する顧客ニーズに応えることで、ブランドの強化を図っています。次世代パッケージの開発にも積極的に取り組み、大戸屋ブランドのさらなる強化を目指しています。

さらに、ESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組みにも注力しており、環境への配慮、ダイバーシティの推進、ガバナンスの強化を通じて、持続可能な成長を目指しています。これらの取り組みにより、大戸屋ホールディングスは、業績向上とともに、企業価値の中長期的な向上を目指しています。