事業内容
オートバックスセブンは、自動車関連の多岐にわたる事業を展開している企業です。同社グループは、オートバックスセブンを中心に、子会社30社および関連会社14社で構成されています。事業内容は大きく4つのセグメントに分けられます。
まず、「国内オートバックス事業」では、フランチャイズ加盟法人等に対するタイヤ・ホイールやカーエレクトロニクスなどのカー用品の卸売り、店舗設備のリースを行っています。また、一般消費者に向けては、カー用品の販売や取付サービス、車の整備、車検、車の買取・販売を提供しており、主要な店舗ブランドにはオートバックス、スーパーオートバックス、オートバックスセコハン市場、オートバックスカーズがあります。
次に、「海外事業」では、国外の消費者やフランチャイズ加盟法人、小売業者に対してカー用品の販売や輸出販売、車の整備、板金・塗装サービスを展開しています。
「ディーラー・BtoB・オンラインアライアンス事業」では、輸入車の販売やサービス、国内ホームセンターへのカー用品卸売り、自社サイトや公式アプリを通じたカー用品の提供、車検・整備、板金事業などを手がけています。
最後に、「その他の事業」では、子会社がクレジット関連事業、保険代理店業務、フランチャイズ加盟店での個別信用購入あっせん、提携カードの発行、ライフスタイルブランドに関する商品開発、ネットおよび実店舗展開、車両販売などを行っています。
これらの事業を通じて、オートバックスセブンは自動車の販売からアフターサービスまで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
特集記事
経営方針
オートバックスセブンは、自動車産業の大きな変革期に対応し、迅速かつ果断な意思決定を重視する経営方針を採用しています。同社は、事業統括制度を導入し、事業ポートフォリオの運営を強化しています。また、「挑戦・創造・感謝」をグループ行動理念に掲げ、既存事業の進化と新たな事業領域への挑戦を通じて、企業価値の長期的かつ持続的な向上を目指しています。
同社は、「Beyond AUTOBACS Vision 2032」を掲げ、社会の交通安全とお客様の豊かな人生の実現に貢献することを目標にしています。このビジョンの下、新たな中期経営計画を策定し、業界の垣根を越えた連携や事業基盤の強化を進めています。特に、カーアフター市場の成熟期において、国内オートバックス事業の進化と新たなマーケットの創造に挑戦し、「出かける楽しさ」を提案しています。
オートバックスセブンは、カーライフ総合情報サイト「MOBILA(モビラ)」のリリースや、ネットとリアルの融合による商品購入やクルマに関するお困りごとの解消など、顧客の利便性向上に努めています。また、海外事業の展開やディーラー・BtoB・オンラインアライアンス事業への取り組みを通じて、国内外での事業基盤を拡大しています。
さらに、人的資本への投資を進め、人材基盤の強化に注力しています。整備士の確保やダイバーシティの推進、情報基盤の構築などを通じて、事業の進化と新たな価値創造を目指しています。これらの取り組みは、オートバックスセブンが直面する経営環境の変化に迅速に対応し、持続的な成長を実現するための重要な戦略です。