事業内容
東京瓦斯(以下、同社)とその関係会社(子会社109社、関連会社91社、計201社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容には、「エネルギー・ソリューション」、「ネットワーク」、「海外」、「都市ビジネス」の4つがあります。
「エネルギー・ソリューション」セグメントでは、都市ガスの製造・販売、液化天然ガス(LNG)の販売、トレーディング、電力供給、エンジニアリングソリューションなどを手がけています。これにより、同社はエネルギー供給の安定化と効率化を図っています。
「ネットワーク」セグメントでは、都市ガスの託送供給などを行っており、安定したガス供給インフラの維持・管理に注力しています。これにより、顧客への連続的なエネルギー供給を支えています。
「海外」セグメントでは、海外資源開発・投資やエネルギー供給に関わる事業を展開しています。同社はグローバルな視点からエネルギー資源の確保と供給を追求しており、国際的なエネルギービジネスの拡大に努めています。
「都市ビジネス」セグメントでは、不動産の開発及び賃貸などを手がけています。これにより、同社は都市開発における総合的なソリューションを提供し、快適な都市生活の実現に貢献しています。
これらの事業セグメントは、同社の経理状況におけるセグメント情報としても位置づけられており、同社グループの多角的なビジネスモデルを形成しています。
特集記事
経営方針
東京瓦斯(以下、同社)は、エネルギーとソリューションを提供することで、暮らし、都市、地球の未来に貢献することを目指しています。同社は、2019年11月に発表した経営ビジョン「Compass2030」に基づき、CO2ネット・ゼロへの移行、価値共創のエコシステム構築、LNGバリューチェーンの変革を3つの主要な挑戦として掲げています。これらの挑戦を通じて、同社はグループの変革を推進しています。
2020年3月には2020-22年度の中期経営計画を発表し、2021年11月には「Compass Action」を通じて、Compass2030の実現に向けた具体的な道筋を示しました。同社は、脱炭素化、デジタル化、価値観の多様化、エネルギー市場の競争激化といった環境変化に対応するため、グループ経営理念を新たに定めました。
2023-25年度の中期経営計画「Compass Transformation 23-25」では、グリーントランスフォーメーション(GX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、お客さまとのコミュニケーション変革(CX)を軸に、エネルギー安定供給と脱炭素化の両立、ソリューションの本格展開、変化に強いしなやかな企業体質の実現を目指しています。これらの戦略を実行することで、収益性、成長性、安定性の視点から事業ポートフォリオマネジメントを強化し、新たな成長領域への経営資源のシフトを加速します。
同社は、エネルギー市場のボラティリティや不確実性に迅速かつ柔軟に対応するため、エネルギー安定供給の確保と脱炭素分野の事業化・収益化を進めています。また、デジタル技術を活用した新たなソリューションのブランド化や、お客さまとのコミュニケーション強化、地域社会との価値共創を通じて、社会の持続的発展とお客さまへの一層の価値提供を追求しています。