事業内容
USEN-NEXT HOLDINGSは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、個人向け映像配信サービスを提供する「コンテンツ配信事業」、業務店や施設向けに店舗DXサービスや音楽配信サービスを提供する「店舗サービス事業」、法人向けのネットワークやセキュリティサービスを提供する「通信事業」、医療機関やホテル向けの業務用システムを提供する「業務用システム事業」、そして業務店や商業施設向けに電力を提供する「エネルギー事業」があります。
コンテンツ配信事業では、U-NEXTを通じて映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツや電子書籍、音楽コンテンツを提供しています。店舗サービス事業では、USENが音楽配信サービスをはじめとする店舗ソリューションを提供し、店舗開業支援やDX化をサポートしています。通信事業では、USEN NETWORKSやU-NEXTなどが法人向けや個人向けに通信サービスを提供しており、特に「USEN GATE02」ブランドでICTソリューションを提案しています。業務用システム事業では、アルメックスがホテルや病院、ゴルフ場向けに自動精算機や管理システムを提供しています。エネルギー事業では、U-POWERやUSENが業務店や商業施設向けに電力を供給し、グリーンエネルギーの推進を図っています。
これらの事業を通じて、USEN-NEXT HOLDINGSはBtoB市場やBtoC市場において、幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供し、社会全体に新たな価値を提供し続けています。
特集記事
日本発!成長を続ける動画配信サービス「U-NEXT」のポジショニング
「USEN-NEXT」決算:動画配信など好調もコロナ禍で計画据え置きへ
「U-NEXT」「Uレジ」などが高成長「USEN-NEXT HD」1Q決算
「日本航空」「ANA」など10社!今週お届けした最新決算ダイジェスト(国内編)
経営方針
USEN-NEXT HOLDINGSは、デジタル技術を駆使して社会課題の解決を目指す「ソーシャルDXカンパニー」としての位置づけを明確にしています。同社は、2022年2月に策定した中期経営計画「Road to 2025」を通じて、店舗DXとライフスタイルDXの2つの基本方針を推進しています。これにより、人々が集う場所の変革と、生活に喜びや感動をもたらすことを目指しています。
経営指標としては、「売上高」、「EBITDA」、「CAPEX」の維持、財務バランスの健全性を示す「自己資本比率」、そして収益性、効率性、負債の有効活用度を示す「ROE」を重視しています。これらを通じて、グループ企業価値の最大化を目指しています。
中長期的な経営戦略としては、ホールディングス体制の下で、音楽コンテンツ、IoT商材、ネットワークインフラ、安定した顧客基盤を活用し、グループシナジーを最大化させることを目標に掲げています。また、新型コロナウイルスの影響や急速に変化するテクノロジー/社会環境に対応し、市場ニーズを捉えた迅速な意思決定を行い、成長分野におけるサービス創出力、成長性、利益創出力の強化を図っています。
さらに、USEN-NEXT HOLDINGSは、社員一人ひとりが働き方を変え、生産性向上を図る「Work Style Innovation」をグループ全体で展開しています。これにより、社員が自発的に動き、仕事の成果を最大化させることを目指しています。
優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題としては、中期経営計画「Road to 2025」の実行、環境問題や社会課題の解決に向けた取り組み、そして4つのマテリアリティ(環境負荷の低減、イキイキと働ける環境の実現、健全で透明性の高い経営、テクノロジーによる社会貢献)の推進が挙げられます。これらを通じて、USEN-NEXT HOLDINGSは中長期的な企業価値向上を目指しています。