事業内容
TBSホールディングス及びそのグループ会社は、テレビ・ラジオ放送、映像・音声ソフトの制作・販売、文化事業、不動産賃貸業など幅広い事業を展開しています。グループは、TBSホールディングスを含む子会社44社、関連会社30社で構成されており、各事業は以下のセグメントに分類されます。
メディア・コンテンツ事業では、放送関連事業としてテレビ・ラジオ放送、番組制作、映像技術、美術制作などを、また、各種催物やビデオソフト等の企画・制作事業、CS事業として映像・音声ソフトの制作・販売・配信、アニメ・マンガの企画・制作、音楽ソフトの企画・制作などを手がけています。このセグメントには、TBSテレビ、TBSラジオ、BS-TBS、TBSスパークル、TBSグロウディアなどが含まれます。
ライフスタイル事業では、通信販売、雑貨小売、化粧品製造・販売などを行っており、スタイリングライフ・ホールディングス、ライトアップショッピングクラブ、CPコスメティクスなどがこのセグメントに属しています。
不動産・その他事業では、不動産賃貸・保守及びサービス事業を展開しており、スタジオ管理、冷暖房管理、駐車場管理、機材リース、保険代理、不動産賃貸などを提供しています。このセグメントには、TBSテレビ、緑山スタジオ・シティ、TBS企画などが含まれます。
これらの事業を通じて、TBSホールディングスグループは、放送事業を核としながらも、多岐にわたる分野でサービスを提供し、幅広い顧客ニーズに応えています。
特集記事
経営方針
TBSホールディングス及びそのグループ会社は、放送事業を核に、多様な事業を展開している企業グループです。同社は、2020年春に新たな企業理念を定め、「時代を超えて世界の人々に愛されるコンテンツとサービスを創り出し、多様な価値観が尊重され、希望にあふれる社会の実現に貢献する」というビジョンを掲げています。この理念のもと、同社は「最高の”時”で、明日の世界をつくる」というブランドプロミスを制定し、全ての経営活動の指針としています。
同社は、中期経営計画「TBSグループ 中期経営計画2023」を策定し、2023年度の目標を連結売上高3,900億円、連結営業利益260億円に設定しています。この計画の一環として、「TBSグループ VISION2030」を発表し、長期的な成長戦略を明確にしています。VISION2030では、コンテンツ創造の力を最大の武器と位置づけ、オリジナルIP開発の推進、クリエイティブの強化、そして拡張戦略「EDGE」を推進しています。EDGE戦略では、デジタルコンテンツの開拓、海外市場への進出、ライブエンタテインメントやライフスタイル事業の拡大を目指しています。
また、同社は放送事業の価値向上にも引き続き取り組んでおり、新たな視聴者層の開拓や広告主への提案を通じて、テレビ広告の価値再構築を目指しています。さらに、ESG経営を推進し、地球環境、社会、ガバナンスに配慮した事業運営を行っています。
TBSホールディングスは、これらの戦略を通じて、放送事業を基盤としながらも、新たな成長領域への拡大を図り、持続可能な企業価値の向上を目指しています。