事業内容
フィンテック グローバルとそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、投資銀行事業、公共コンサルティング事業、そしてエンタテインメント・サービス事業が含まれます。
投資銀行事業では、ファイナンス・アレンジメント業務、フィナンシャル・アドバイザリー業務、アセットマネジメント業務(不動産投資運用や投資ファンド運用など)、航空機アセットマネジメント、航空機技術アドバイザリー、航空機登録サービス、プライベートエクイティ投資、そしてアセット投資などを手がけています。これらのサービスは、フィンテックアセットマネジメント株式会社、FGIキャピタル・パートナーズ株式会社、SGI-Group B.V.、SGI-Aviation Services B.V.などの関連会社を通じて提供されています。
公共コンサルティング事業では、地方公共団体の財務書類作成支援や公共施設等総合管理計画策定支援などを行っており、これらのサービスは株式会社パブリック・マネジメント・コンサルティングが担当しています。この事業を通じて、地方財政の健全化に貢献しています。
エンタテインメント・サービス事業では、テーマパークの開発、保有、管理、運営を行っており、特に北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」とムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」の運営が注目されています。これらの施設は、株式会社ムーミン物語と飯能地域資源利活用合同会社が中心となって運営しており、フィンテック グローバルは「メッツァビレッジ」を保有し、賃貸しています。
これらの事業を通じて、フィンテック グローバルグループは多方面にわたるサービスを提供し、様々なニーズに応える企業グループとしての地位を確立しています。
経営方針
フィンテック グローバルは、革新的なストラクチャードファイナンスの効用を産業界全体に浸透させることをコーポレートアイデンティティとして掲げています。同社は、金融環境の変化に応じた先端的な金融商品やサービスを提供し、顧客の企業価値や資産価値の最大化を目指しています。これにより、ステークホルダーの満足と地域社会の発展に貢献することを目標としています。
経営戦略として、フィンテック グローバルは、事業承継ソリューション業務受託やプライベートエクイティ投資の強化、顧客ニーズに即した商品組成と販売強化、投資資金の確保などに注力しています。また、預り資産残高の増加によるストック型収益基盤の拡大や、地域課題ソリューション業務の強化も重要な取り組みとしています。
さらに、フィンテック グローバルは、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけ、ROEが安定的に20%超となることを目指しています。この目標達成のため、収益力の強化を中心に、事業承継ソリューション業務受託などの高収益事業の強化、優れた人材の採用・育成・維持、コストコントロールなどの施策を推進しています。
これらの戦略を通じて、フィンテック グローバルは、投資銀行業務、投資運用業務、地域課題ソリューションなどの事業分野で高い付加価値を生み出し、収益力の向上と地域社会への貢献を目指しています。