事業内容
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、子会社27社及び関連会社15社を含むグループ企業体として、幅広い金融サービスを提供しています。同社グループの主要事業は、有価証券の売買や委託の媒介、有価証券の引受け及び売出し、私募の取扱いなどの金融商品取引業に加え、それに関連する業務を展開しています。これらのサービスを通じて、顧客の資金調達や資金運用のサポートを行っており、日本国内だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカの金融・資本市場にも拠点を設け、グローバルな視点からサービスを提供しています。
同社グループは、金融業界における多様なニーズに応えるため、その他の金融業務も手掛けており、顧客に対して総合的な金融ソリューションを提供しています。また、インサイダー取引規制に関しても、特定上場会社等として適切な基準に基づいた判断を行っており、透明性の高い運営を心掛けています。
このように、東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、金融商品取引業を核としながらも、多岐にわたる金融サービスを展開し、国内外の顧客に対して資金調達や運用の面で幅広い支援を提供している点が特徴です。
経営方針
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、変化する経営環境の中で、AIやブロックチェーンのようなテクノロジーの重要性が高まる一方、サステナビリティ経営への注目が集まっています。同社は、2022年4月から5年間の中期経営計画「“Beyond Our Limits” ~異次元への挑戦」を推進しており、この計画では「“Social Value & Justice” comes first」を行動指針として掲げています。この方針の下、同社は金融力の強化と異次元に向けた重点施策の二つの基本方針を設定しています。
金融力の強化には、収支構造改革と安定収益基盤の拡大が含まれます。一方、異次元に向けた重点施策では、Powerful Partnersとの協業やNew Bonanzaの創出に注力しています。また、デジタル分野では、子会社であるCHEER証券株式会社や株式会社TTデジタル・プラットフォームを通じて、先進的な金融サービスの提供や地域社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図っています。
同社グループは、この中期経営計画を通じて、グループ全体で一体となり追求するグループKGIを定め、金融力の強化及び異次元に向けた重点施策に紐づく財務KPIと“Social Value & Justice”KPIを設定しています。これらの取り組みを通じて、同社は「『誇り』と『憧れ』を感じる企業グループ」となることを目指しています。