事業内容
りそなホールディングスは、株式会社りそな銀行、株式会社埼玉りそな銀行、株式会社関西みらいフィナンシャルグループなどを含むりそなグループの中核企業です。同社グループは、国内外において合計で国内連結子会社30社、海外連結子会社3社、持分法適用関連会社7社を有しています。これらのグループ企業は、幅広い金融サービスを提供しており、その範囲は銀行業務、信託業務から、クレジットカード業務、ベンチャーキャピタル業務、ファクタリング業務、投資運用業務、投資助言・代理業務に及びます。
りそなホールディングスグループは、事業部門を「個人部門」「法人部門」「市場部門」に区分し、さらに関西地域における銀行業務を行う「関西みらいフィナンシャルグループ」を報告セグメントに加えています。これにより、グループ全体の事業活動を効率的に管理し、各セグメントにおけるサービスの提供を最適化しています。同社は、これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応える金融サービスを展開しており、その事業範囲の広さと多様性が同社グループの強みとなっています。
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経営方針
りそなホールディングスは、顧客と地域社会から支持される「リテールNo.1」のソリューショングループを目指し、社会価値と企業価値の最大化に努めています。同社は、顧客の喜びを自らの喜びとする基本姿勢のもと、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)とデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流に対応し、社会に貢献することで全てのステークホルダーと共に成長することを目指しています。
中期経営計画では、これまでのビジネス構造と経営基盤の変革を目指すコーポレートトランスフォーメーション(CX)に重点を置き、2023年度から2025年度を計画期間としています。この計画では、「価値創造力の強化」と「経営基盤の次世代化」に取り組むことで、変化への適応と収益・コスト構造改革のさらなる加速を図ります。具体的には、中小企業向け貸出や承継、キャッシュレス・DX、資産形成サポートなどの分野で、新たな価値を提供することを目指しています。
また、りそなホールディングスは、経営基盤の次世代化にも注力しており、ガバナンス、人的資本、知的資本の強化を進めています。これにより、多様な価値提供を支え、変化に柔軟かつ敏捷に適応する組織を目指しています。
資本マネジメントにおいては、健全性の維持と成長投資、株主還元の拡充を通じて企業価値の向上を図り、ROE8%の達成を目指しています。さらに、2030年度の達成を目指すサステナビリティ長期指標を設定し、お客さまや社会課題の解決を通じて、マルチステークホルダーにとっての価値向上に貢献する企業を目指しています。