事業内容
しまむら株式会社とその子会社は、衣料品を中心としたソフトグッズの販売を行うチェーンストア群として事業を展開しています。しまむらは、基幹となる「ファッションセンターしまむら」をはじめ、複数の事業を手がけています。
「ファッションセンターしまむら」は、20代から60代の女性とその家族をターゲットに、最新トレンドのファッションから日常生活で使用する実用衣料、寝具、インテリアまで幅広く取り扱っています。良質で低価格な商品を提供することをコンセプトにしています。
「アベイル」は、10代から40代を対象に、レディース・メンズ衣料やシューズ、服飾雑貨をトータルコーディネートできるヤングカジュアル専門店です。最新トレンドからベーシックまで、リーズナブルな価格で提供しています。
「バースデイ」は、出産から育児、小学校までのシーンに対応した商品を提供するベビー・子供用品の専門店です。オリジナル商品を中心に、衣料品から雑貨、大物育児用品まで幅広く取り扱っています。
「シャンブル」は、10代から60代の女性をターゲットに、日々の暮らしに癒しと幸せを提供する雑貨と婦人ファッションの専門店です。幅広い品揃えでライフスタイルを提案しています。
「ディバロ」は、20代から50代の女性とその家族を対象に、足元を含めた着こなしを提案するファッショングッズの専門店です。婦人の衣料、服飾雑貨、靴を全身コーディネートできる品揃えで、家族単位での買い物環境を提供しています。
また、しまむらの子会社である思夢樂股份有限公司は、台湾で「ファッションセンターしまむら」と同様の衣料品販売事業を展開しています。これらの事業を通じて、しまむらグループは幅広い顧客層に対応した商品とサービスを提供しています。
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経営方針
しまむら株式会社は、衣料品を中心に幅広いソフトグッズを提供するチェーンストア群を展開しており、多様な顧客層に対応した商品とサービスを提供しています。同社は、経営理念に基づき、消費生活と生活文化の向上に貢献することを目指しており、信頼性の高い誠実な企業運営を続けています。経済環境の変化や消費者ニーズの多様化に対応するため、しまむらは中長期的な成長戦略を策定し、推進しています。
中期経営計画では、2024年2月期までの3年間で、国内売上高6,280億円、国内営業利益高545億円、国内営業利益率8.7%を目標としています。この計画の基本方針は「リ・ボーン」とし、商品力と販売力の強化、経費の最適化とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、オンラインストアの拡大を通じて業績向上を図ります。また、ESG課題への取り組みを通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
長期経営計画2030では、2030年2月期に向けて、国内売上高8,000億円以上、営業利益率10%、ROE8%以上の実現を目指しています。成長戦略としては、既存店売上の伸長、新規出店の強化、EC事業の拡大、新たな海外展開を含む新規事業の研究を進めます。基礎と基盤の強化では、労働力不足への対応、人事労務制度の見直し、デジタル化の推進、物流網の再構築を進めます。資本政策では、成長投資の継続と長期的・安定的な株主還元を目指します。ESG活動では、プラスチックごみの削減やサステナブル商品の開発、サプライチェーンの環境・人権配慮の強化を進めます。
しまむらは、これらの戦略をもとに、顧客に対して価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献することで、企業価値の向上を目指しています。