事業内容
上新電機及びその関係会社で構成されるジョーシングループは、家電製品、情報通信機器、エンタテインメント商品、住宅設備機器などの専門販売をコア事業としています。これに加え、ジョーシンサービス株式会社は商品の配送、据付、修理、保守業務を、ジャプロ株式会社は情報通信機器の取付・設定業務をそれぞれ担当しています。
また、ジョーシンテック株式会社は損害保険・生命保険の代理店業務や長期修理保証制度に関する業務を行い、JSD INSURANCE PTE.LTD.はグループの損益改善と資金流動の効率化を目的としたキャプティブ(再保険会社)として機能しています。
ジェー・イー・ネクスト株式会社は音楽・映像ソフトのレンタルや中古書籍等の売買を専門とし、J・P・S商事株式会社は家電製品等の販売業務を手掛けています。さらに、兵庫京都ジョーシン株式会社や東海ジョーシン株式会社など複数の地域において、店舗運営の一部を業務委託しています。
上新電機は、FC契約締結先に対して経営指導や商品供給なども行っており、これらの事業活動を通じて、幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
上新電機グループは、家電販売を中心に、リフォームやホームメンテナンス事業を展開しています。同社は、「リアル店舗」と「EC店舗」の相互送客を強化し、ジョーシンサービス株式会社を通じて配送や設置、工事を一手に担うことで、顧客満足度の向上を図っています。また、既存店舗のスクラップアンドビルドによる収益力強化や、EC店舗での商品展示方法の工夫にも注力しています。
社会の変化や経済環境の不透明性を背景に、上新電機グループは「人と社会の未来を笑顔でつなぐ」という経営理念のもと、持続可能で誰もが取り残されない社会の実現を目指しています。この理念に基づき、中長期的な視点から社会価値の創造や経営ビジョンの明確化を進めています。
2023年度から2025年度にかけての中期経営計画「JT-2025経営計画」では、収益力の強化を最優先課題と位置づけ、投資効率の持続的な確保を目指しています。具体的には、営業キャッシュフローの創出や将来の成長投資の実行を通じて、事業基盤の強化を図る方針です。また、この計画には、お客様のファン化を促進し、ジョーシン経済圏の拡充を目指す「ファンベース戦略」も含まれています。
上新電機グループは、これらの戦略を通じて、企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。その過程で、利益効率の向上や資本効率の最適化にも注力し、株主への還元や有利子負債の削減にも配慮した経営を行っていく方針です。