事業内容
モスフードサービス株式会社とそのグループ企業は、飲食店の展開を主軸に据えた多岐にわたる事業を展開しています。国内外での事業活動は、主に「モスバーガー」ブランドの飲食店を中心に、ハンバーガー、ライスバーガー、モスチキン、スープ、ドリンクなどの提供を行っています。また、これらの食品の原材料や包装資材の製造・販売も手掛けています。
同社グループは、国内における「モスバーガー」事業のほか、「マザーリーフ」「あえん」「モスプレミアム」などの商標を使用した飲食店の展開も行っており、喫茶やレストラン業態で紅茶、ワッフル、パスタ、スイーツ、和風旬菜料理、洋風旬菜料理などを提供しています。
海外事業においては、台湾、シンガポール、香港、タイ、オーストラリア、インドネシア、韓国、フィリピン、ベトナムなど複数の国と地域で「モスバーガー」ブランドの飲食店を運営。これらの地域での食品製造、食材販売事業も展開しています。
さらに、同社グループは食品衛生検査業、金融業、保険代理業、レンタル業など、飲食事業を支える多様なサービスを提供。フランチャイジーへの事業資金貸付、生命保険・損害保険の代理業務、POSレジスターや看板などのレンタルサービスを通じて、加盟店の運営をサポートしています。
このように、モスフードサービス株式会社は、飲食店の直営・フランチャイズ運営から、食材の製造・販売、さらには関連するサポート業務に至るまで、幅広い事業を展開している企業グループです。
特集記事
経営方針
モスフードサービス株式会社は、食を通じて人々を幸せにすることを経営ビジョンとし、おいしさ、安全、健康にこだわった商品とサービスの提供に努めています。同社は、アフターコロナを見据えた新たな中期経営計画「Challenge & Support」を推進しており、国内モスバーガー事業の積極的な出店と既存店の強化、海外事業の成長市場への経営資源の集中、さらにはデジタル技術の活用による顧客体験の向上などを重点領域としています。
国内では、年間50店舗の積極出店を継続し、夜間の需要に応えるメニューの拡充や新業態の開発にも取り組んでいます。また、デジタル接点の強化や分身ロボットを活用した接客など、テクノロジーを駆使したサービスの充実を図っています。
海外事業では、アジアを中心に地域に根差した店舗展開を進め、現地の嗜好を取り入れたローカライズ商品の販売を行っています。不採算店舗の見極めと資源の最適配分により、業績の回復を目指しています。
さらに、サステナビリティへの取り組みも強化しており、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すなど、社会と共創する活動にも注力しています。これらの取り組みを通じて、同社は「心のやすらぎ」「ほのぼのとした暖かさ」を世界に広げることを目指しています。