事業内容
明治ホールディングスは、純粋持株会社として、子会社73社、関連会社8社を有する大規模な企業グループです。同社グループは主に二つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは食品事業で、ヨーグルト、牛乳類、飲料、チーズ、バター・マーガリン、クリーム、アイスクリーム、調理食品、チョコレート、グミ、ガム、スポーツ栄養、乳幼児ミルク、流動食、美容、OTC、飼料、砂糖及び糖化穀粉等を含む幅広い製品を提供しています。このセグメントには、明治フレッシュネットワーク㈱、道南食品㈱、明治産業㈱、明治チューインガム㈱などの連結子会社が含まれます。
第二のセグメントは医薬品事業で、医療用医薬品及び動物薬等を扱っています。このセグメントには、Meiji Seikaファルマ㈱やKMバイオロジクス㈱などが含まれ、北里薬品産業㈱、大蔵製薬㈱、Meiji Pharma Spain, S.A.などの連結子会社を通じて、国内外で医薬品の開発、製造、販売を行っています。
明治ホールディングスは、これらの事業を通じて、食品と医薬品の両面で消費者の健康と快適な生活を支える製品とサービスを提供しています。食品セグメントでは、日常の食生活を豊かにする多様な製品を、医薬品セグメントでは、人々の健康を守るための医薬品や動物薬を提供している点が特徴です。
特集記事
経営方針
明治ホールディングスは、食品と健康を核とした事業展開を通じて、持続的な成長を目指しています。同社は、2026年度までの長期ビジョンを策定し、中期経営計画をもとに具体的な実行計画に取り組んでいます。特に、健康価値の提供に重点を置き、食品と医薬の知見を融合させた新しい価値の創造に挑戦しています。
同社の成長戦略は、コア事業での圧倒的優位性の獲得、海外市場での成長基盤の確立、健康価値領域での新たな挑戦、社会課題への貢献の4つの重点方針に基づいています。これらの方針に沿って、食品セグメントではヨーグルト、チョコレート、栄養食品に注力し、医薬品セグメントでは感染症治療薬やジェネリック医薬品、バイオ医薬品の拡大を目指しています。
また、同社はサステナビリティビジョンを掲げ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。これには、健康への貢献、環境との調和、豊かな社会づくりが含まれます。具体的には、健康志向商品の創出、再生可能エネルギーの活用、プラスチック資源循環の推進などが挙げられます。
2023中期経営計画では、成長性・収益性の目標指標に加え、独自の指標である明治ROESG®を掲げ、経営管理体制の強化と資本生産性の向上に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、明治ホールディングスはグローバルで健康・栄養の社会課題の解決に貢献し、持続的な成長を目指しています。