エフピコ【7947】 プライム(内国株式)

簡易食品容器の製造販売、包装資材の販売、リサイクル事業、通信販売、フランチャイズ運営、物流サービス、機械販売、ダンボール製造、賃貸事業。

エフピコ【7947】 プライム(内国株式)

簡易食品容器の製造販売、包装資材の販売、リサイクル事業、通信販売、フランチャイズ運営、物流サービス、機械販売、ダンボール製造、賃貸事業。

事業内容

エフピコは、主に「簡易食品容器関連事業」を中心に展開している企業であり、その事業内容は多岐にわたります。同社は、合成樹脂製の簡易食品容器の製造販売を主軸に据えつつ、包装資材や包装機械の販売、さらには回収容器からのリサイクル事業まで手がけています。また、食品容器や包装資材のインターネット及びカタログによる通信販売や情報提供サービス、フランチャイズチェーンシステムの運営も行っています。

エフピコグループ内では、エフピコ商事株式会社が食品容器の販売に付随する包装資材等の仕入れや販売を担当し、エフピコチューパ株式会社やエフピコ茨城株式会社をはじめとする複数の子会社が、合成樹脂製簡易食品容器の製造に注力しています。さらに、エフピコアルライト株式会社はプラスチックフィルムの製造販売、エフピコグラビア株式会社は印刷及び関連する各種加工を手がけており、エフピコ愛パック株式会社では障害者福祉サービス事業も展開しています。

リサイクル事業においては、エフピコダックス株式会社が合成樹脂製簡易食品容器の回収選別事業を、西日本ペットボトルリサイクル株式会社が回収ペットボトルからの再生処理原材料へのリサイクル事業を行っています。また、エフピコ物流株式会社や株式会社アイ・ロジックを含む複数の企業が、製品の保管やピッキング、配送業務を担当しています。

このように、エフピコは簡易食品容器の製造販売を核としながらも、包装資材の販売、リサイクル事業、物流サービスなど、関連する多様な事業を展開している企業グループです。

経営方針

エフピコは、環境、安全、安心、健康を追求し、顧客の立場に立った製品作りとサービス提供を実践しています。同社は、循環型社会の構築に貢献する「エフピコ方式リサイクル」の普及に努め、食品トレー容器を通じて快適な食生活の創造を目指しています。そのために、高品質で環境に配慮した製品を競争力のある価格で提供し、安定供給を実現するためのバリューチェーンを強化しています。

経営目標として、売上高3,000億円、経常利益300億円の達成を目指し、経常利益率10%以上、1株当たり当期純利益250円を目標に掲げています。また、株主還元方針として、連結配当性向30%を目途としています。

エフピコは、環境経営の推進に力を入れており、2050年のカーボンニュートラル達成を目指す中長期目標を設定しています。再生可能エネルギーの導入や省エネ設備の導入、エコ製品の販売推進などを通じてCO2削減に取り組んでいます。

人材の確保と定着にも注力しており、給与水準の引き上げや休日日数の増加、自動化設備の導入などを通じて、働きやすい環境を整えています。技術革新と製品開発にも力を入れ、高品質で高付加価値な製品の開発を進めています。

マーケティングと価値創造の提案では、変化する食市場に対応した最適な提案を行い、新製品の開発に繋げています。供給体制の強化にも取り組み、生産・物流ネットワークの完成や省人化を図ることで、安定供給とトータルコストの最適化を目指しています。

このように、エフピコは環境経営の推進、人材の確保と定着、技術革新と製品開発、マーケティングと価値創造の提案、供給体制の強化など、多角的な成長戦略を推進しています。