事業内容
アシックスは、自社および65の子会社で構成されるグローバル企業であり、スポーツシューズ、スポーツウェア、スポーツ用具などの製造販売を主な事業としています。アシックスは、日本をはじめ、北米、欧州、中華圏、オセアニア、東南・南アジア、その他の地域において、子会社を通じてアシックスブランド製品の販売を行っています。これらの地域での販売は、アシックスジャパン株式会社、アシックスアメリカコーポレーション、アシックスヨーロッパB.V.、亞瑟士(中国)商貿有限公司、アシックスオセアニアPTY.LTD.、アシックスアジアPTE.LTD.、アシックスブラジルリミターダなどの子会社を通じて行われています。また、アシックス商事株式会社は、アシックスブランド製品の仲介貿易および自社企画・開発製品の販売を行っており、一部の製品販売に伴いアシックスにロイヤルティを支払っています。アシックスは、これらの販売子会社からもロイヤルティを受け取っており、グローバルな販売ネットワークを通じて、世界中の消費者に高品質なスポーツ用品を提供しています。
特集記事
戦後の危機感から始まった日本のグローバルスポーツ用品メーカー「アシックス」その創業経緯と決算数値を整理!
業界全体で成長しているスポーツ用品メーカーを比較!( NIKE・Adidas・アシックス・Under Armour)
【2016年12月期】アシックスの業績
経営方針
アシックスは、長期ビジョン「VISION2030」を策定し、健全な身体に健全な精神を実現する創業哲学に基づき、全ての人がライフタイム・アスリートとしてスポーツを通じて心も身体も満たされるライフスタイルを創造することを目指しています。同社は、プロダクト、ファシリティとコミュニティ、アナリシスとダイアグノシスの3つの事業ドメインを通じて、人々の心と身体の健康を実現することを目標に掲げています。
中期経営計画2023では、財務目標を一年前倒しで達成し、営業利益542億円、営業利益率9.5%を記録しました。非財務目標においても、OneASICS会員数や女性管理職比率などの目標を達成し、成長軌道に乗りました。中期経営計画2026では、「グローバル×デジタル」を推進し、営業利益率12%前後、営業利益800億円以上を目指しています。
重点戦略として、「グローバル成長」「ブランド体験価値向上」「オペレーショナルエクセレンス」を掲げ、グローバルでの売上成長、顧客体験の向上、サプライチェーンの効率化を図ります。特に、OneASICS会員プログラムを通じた顧客との直接的な接点の増加や、データ分析を活用したパーソナライズされたマーケティング、製品、サービスの向上に注力しています。
アシックスは、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、VISION2030の達成に向けたさらなる収益拡大を目指しています。