事業内容
カルビーは、スナック菓子やシリアル食品の製造販売を主な事業としている日本の食品メーカーです。同社グループは、国内外に合計28社の子会社と関連会社を擁しており、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。
国内では、カルビー株式会社とジャパンフリトレー株式会社が主にスナック菓子の製造販売を行っています。一部の製品については、カルビーポテト株式会社やカルビー・イートーク株式会社が製造を担っています。一方、海外では、米国のCalbee North America, LLC、英国のCalbee Group (UK) Ltd、インドネシアのPT. Calbee-Wings Foodなど、複数の子会社が製造販売を手がけています。また、中国にはカルビー(杭州)食品有限公司やカルビー(中国)管理有限公司など、販売拠点も設けています。
シリアル食品の製造販売は、カルビー株式会社が国内で行っており、中国の一部子会社が販売を担っています。さらに、カルビーポテト株式会社やポテトかいつか株式会社が、ばれいしょや甘しょの調達および販売を行うなど、その他の食品事業にも取り組んでいます。
物流事業については、カルビーロジスティクス株式会社が担当しています。
このように、カルビーグループは、スナック菓子やシリアル食品を中心に、国内外で多様な事業を展開しています。同社は、自然の恵みを活かしながら、おいしさと楽しさを提供し、人々の健やかな生活に貢献することを企業理念に掲げています。
特集記事
経営方針
カルビーは、スナック菓子やシリアル食品の製造販売を主な事業としている日本の大手食品メーカーです。同社は、2023年度から2025年度の3か年を「Change 2025」と位置づけ、収益力強化、事業ポートフォリオの変革、事業基盤の強化に取り組む成長戦略を掲げています。
具体的には、国内コア事業においてはマーケティングやブランド強化による付加価値向上を目指すとともに、利益最大化のための販売・稼働計画の最適化に取り組みます。一方で、中長期的な成長機会が大きいと見込むグローバル市場(特に北米、中国)、アグリビジネス(ばれいしょ、甘しょ、豆等)、食と健康の領域に経営資源を積極的に投下していく方針です。
また、事業環境の変化に迅速に対応できる組織への変革と、経営人財、グローバル人財、DX人財の育成・強化にも注力します。
財務面では、3か年で900億円程度の営業キャッシュ・フローを創出し、成長投資、効率化投資、株主還元に配分する計画を立てています。
さらに、サステナビリティへの取り組みを重要な経営課題と位置づけ、人々の健やかな生活への貢献、農業の持続可能性向上、サプライチェーンの共創、地球環境への配慮、多様性の尊重など、5つのマテリアリティに沿って施策を推進していきます。
このように、カルビーは国内外の事業拡大と収益力強化、サステナブル経営の推進により、持続的な成長を目指しています。