事業内容
ワタミ株式会社は、飲食店の経営や宅配サービス、環境事業、農業など幅広い事業を展開している企業です。2023年3月末時点で、ワタミを含む連結子会社22社及び持分法適用関連会社4社から成る企業集団を形成しています。
国内外食事業では、飲料類を問屋から仕入れ、飲食店の経営やフランチャイズ事業を展開しています。また、宅食事業では、食料品材料セットや調理済み商品の製造、販売、宅配を手掛けています。
海外外食事業においては、和民國際有限公司をはじめとする複数の海外法人を通じて、フランチャイズ事業の展開や海外現地法人の管理、さらには海外エリア進出の戦略立案・実行に取り組んでいます。これにより、海外各地域での飲食店経営を行っています。
環境事業では、ワタミエナジー株式会社を含む複数の企業を通じて、電力小売事業や風力発電事業、環境マネジメント事業などを展開。これにより、環境に配慮した事業活動を推進しています。
農業分野では、ワタミファームや当麻グリーンライフなどの企業を通じて、農産物の生産・販売や農産加工品の製造・販売を行い、集中仕込みセンターへの農産物の納入も行っています。これにより、食の安全性や地域社会への貢献を目指しています。
ワタミは、これら多岐にわたる事業を通じて、食を中心としたライフスタイルの提案や環境への配慮、地域社会への貢献を目指しています。
特集記事
経営方針
ワタミ株式会社は、飲食店の経営や宅配サービス、環境事業、農業など多岐にわたる事業を展開しており、その成長戦略は社会の課題解決に貢献することを目指しています。同社は、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」というスローガンのもと、人間性向上のためのよりよい環境ときっかけを提供することをミッションとして掲げています。
経営環境の変化に対応するため、ワタミは独自の六次産業モデルを構築し、有機野菜の生産から加工、そして提供までを一貫して行っています。これにより、他社との差別化を図り、新しい事業領域への進出の可能性を拡げ、企業価値の向上を目指しています。
財務面では、健全性と安定性を維持しつつ、資産効率の向上と株主資本の有効活用に努め、最適な事業ポートフォリオの構築に取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、固定費削減やお客様ニーズに対応した業態の展開を通じて、業績の改善に努めています。
ワタミは、国内外食事業、宅食事業、海外外食事業、人材・教育において、新業態の開発やフランチャイズ展開、生産性の向上、人材の確保・育成などに注力しています。これらの取り組みを通じて、市場開拓やシェア拡大、組織体質の継続的な構築を進めています。
新型コロナウイルス感染症の影響により経営環境が大きく変化したことを受け、ワタミは新中期経営計画の再策定に取り組んでいます。これにより、変化する市場環境に適応し、持続可能な成長を目指しています。