事業内容
ネットワンシステムズは、最先端技術と商品を活用したICTシステムの構築から高付加価値サービスの提供までを手掛ける企業です。同社グループは、ネットワンシステムズを含む7社で構成され、営業活動は4つのセグメントに区分されています。これらのセグメントは、一般民間企業向けのENT事業、通信事業会社向けのSP事業、中央省庁・自治体などを対象としたPUB事業、そしてパートナー企業との協業に特化したパートナー事業です。さらに、グローバル事業などがその他の区分に含まれます。
同社グループの連結子会社には、ネットワンパートナーズ株式会社とネットワンネクスト株式会社があり、非連結子会社にはネットワンコネクト合同会社(2023年4月に清算結了)、ネットワンビジネスオペレーションズ合同会社、Net One Systems USA, Inc.、Net One Systems Singapore Pte. Ltd.が含まれます。これらの子会社は、それぞれ特定の事業領域や地域に特化したサービスを提供しています。
商品群に関しては、ICTシステムを構成するネットワークインフラ、プラットフォーム、セキュリティ、コラボレーション商品などの機器商品群と、これらの機器を組み合わせたシステムに関連するサポートを提供するサービス商品群に分類されています。サービス商品群には、コンサルティング、システム設計・構築、システム保守・運用、技術者教育などが含まれます。これらのサービスを通じて、ネットワンシステムズは顧客に対して包括的なICTソリューションを提供しています。
経営方針
ネットワンシステムズは、ICTを活用して社会課題の解決に取り組む企業です。同社は、人とネットワークの可能性を解き放ち、豊かな未来を創造することを目指しています。そのために、社員一人ひとりが専門性と高い倫理観を持つプロフェッショナルとして、社会と顧客の課題解決に貢献することを使命としています。
中期経営計画では、「成長戦略の遂行」、「経営基盤の強化」、そして「サステナビリティ」に注力しています。デジタル技術を活用した生産性の改善や付加価値の創出を目指し、安全かつ高品質なネットワークインフラの提供に努めています。また、世界最高水準のネットワーク技術、市場環境や最先端技術から最適解を導く目利き力、複数の製品とサービスを組み合わせるインテグレーション力を併せ持つことで、顧客に最適なシステムの設計・構築と導入後の利活用を考慮したサービスの提供を実現しています。
2025年3月期の目標としては、売上高2,260億円、営業利益率12.0%、サービス比率55.0%、ROE20.0%を掲げています。これらの目標達成に向けて、事業戦略では「スマートマニュファクチャリング」、「Society5.0を実現する社会基盤のデジタル化」、「デジタルガバメント」の3つの注力領域で売上高合計300億円の伸長を目指しています。サービス戦略では、自社クラウドサービスの創出とDXコンサルティング領域の拡大を進め、財務戦略では戦略的な投資による収益力の強化、最適な資本構成の追求、積極的な株主還元を継続しています。
さらに、企業文化改革、徹底した見える化、人財戦略を軸に、盤石な経営体制の構築に取り組んでいます。サステナビリティ方針のもと、持続可能な社会への貢献と同社グループの持続的成長の両立を目指しています。