三井ハイテック【6966】 プライム(内国株式)

金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売を手がけ、プレス用金型、平面研削盤、リードフレーム、モーターコア製品などを提供。

三井ハイテック【6966】 プライム(内国株式)

金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売を手がけ、プレス用金型、平面研削盤、リードフレーム、モーターコア製品などを提供。

事業内容

三井ハイテックは、金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、三井ハイテックを含む15社で構成され、国内外に幅広いネットワークを持っています。

金型・工作機械セグメントでは、プレス用金型や平面研削盤を製造・販売しており、三井ハイテックと三井高科技(上海)有限公司がこのセグメントに関わっています。電子部品セグメントでは、リードフレームの製造・販売を行っており、三井ハイテックをはじめ、アジア地域の複数の子会社がこの事業に従事しています。電機部品セグメントでは、モーターコア製品を中心に、三井ハイテックや三井スタンピングなど、国内外の複数の子会社が製造・販売を手掛けています。

また、同社グループは、アジア地域の子会社をミツイ・アジア・ヘッドクォーターズ・プライベート・リミテッドが統括管理しており、北米ではエムエイチティ・アメリカ・ホールディングス・インコーポレイテッドが、欧州ではミツイ・ハイテック(ヨーロッパ)エスペーゾーがそれぞれの地域の事業を統括しています。

なお、休眠会社であったミツイ・ハイテック(ユー・エス・エイ)インコーポレイテッド及びその統括管理会社であるエムエイチティ・アメリカ・ホールディングス・インコーポレイテッドは、2023年1月31日の株主総会で解散及び清算の決議を行い、現在清算手続き中です。

経営方針

三井ハイテックは、金型・工作機械、電子部品、電機部品の製造・販売を軸に、グローバルな事業展開を進めています。同社は、創業以来の経営理念に基づき、超精密加工技術を武器に、社会のニーズに応える製品を供給し、豊かで安心できる未来の実現を目指しています。特に、カーボンニュートラル社会の実現と情報化社会の高度化を背景に、自動車分野と半導体分野を主力事業と位置づけ、省資源・省エネルギーに貢献する製品の供給拡大と生産性向上に注力しています。

同社は、金型製作から製品供給までの一貫生産の強みを活かし、他社との差別化を図るとともに、事業環境の変化に対応し、健全な企業体質の構築を目指しています。また、超精密加工技術を核に、グローバル供給体制を強化し、顧客ニーズに応えることで、生産性向上と原価低減を通じた収益拡大を図っています。

中長期的な経営戦略としては、「超精密加工でしあわせな未来を」というスローガンのもと、「Save energy. Save earth. Save life.」を経営指針に掲げ、環境対応技術の普及に貢献する製品の供給拡大に取り組んでいます。さらに、世界中のマーケットに対し、必要とされるものを適時に供給することで、信頼されるグローバルな供給体制の強化を目指しています。新たな中期目標として、2025年1月期に売上高2,540億円、営業利益330億円、売上高営業利益率13%を目標に掲げています。

このように、三井ハイテックは、超精密加工技術を核に、環境対応技術の普及とグローバルな供給体制の強化を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。