事業内容
エンプラスは、エンジニアリングプラスチック及びその複合材料を用いた製品の製造、加工、販売を行う専業メーカーです。同社グループは、エンプラスと23の子会社で構成されており、幅広い事業セグメントを展開しています。
まず、Semiconductor事業では、ICテスト用ソケットやバーンインソケットの製造・販売を手掛けています。このセグメントには、国内外の複数の関連会社があり、グローバルに事業を展開しています。例えば、国内ではエンプラス半導体機器やQMS株式会社が、海外ではENPLAS TECH SOLUTIONS, INC.やENPLAS NICHING TECHNOLOGY CORPORATIONなどが活動しています。
次に、Life Science事業では、ライフサイエンス関連製品の製造・販売を行っており、QMS株式会社やENPLAS MICROTECH, INC.などがこのセグメントに関わっています。
Digital Communication事業では、光通信デバイスやLED用拡散レンズの製造・販売を行っています。この事業にもQMS株式会社やENPLAS HI-TECH(SINGAPORE)PTE.LTD.などが関与しています。
Energy Saving Solution事業では、高精度ギヤを核としたOA機器や情報通信機器、自動車機器などの製造・販売を展開しています。このセグメントには、ENPLAS(U.S.A.), INC.やENPLAS PRECISION(MALAYSIA)SDN.BHD.などが含まれます。
さらに、エンプラスは研究開発活動にも力を入れており、全事業分野にわたる研究開発をエンプラス研究所で行っています。また、北米地域ではENPLAS AMERICA, INC.、欧州地域ではENPLAS(EUROPE)LTD.が地域統括を担当しています。
これらの事業セグメントを通じて、エンプラスは多岐にわたる製品とサービスを提供し、グローバルな市場でのプレゼンスを確立しています。
経営方針
エンプラスは、エンジニアリングプラスチック及びその複合材料を用いた製品の製造、加工、販売を行う専業メーカーであり、Semiconductor事業、Life Science事業、Digital Communication事業、Energy Saving Solution事業を展開しています。同社グループは、独創的アイデアを総合技術で価値ある製品に変え、より良い未来を支えることを使命とし、強靭な経営基盤のもと、創造と挑戦を繰り返し、自ら変革し続ける経営姿勢を持っています。
エンプラスは、Essential領域への注力を中期経営計画の一環として掲げています。これには、人と地球のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を高める市場であり、Semiconductor事業及びLife Science事業を中心に、市場成長以上の事業成長を目指すことが含まれます。また、Digital Communication事業とEnergy Saving Solution事業では、既存事業の深化とともに、要素技術や新製品の開発に注力し、Essentialな領域への転換を図ります。
競争力の強化に向けて、エンプラスは顧客目線を軸としたディマンドチェーンの構築、課題解決のためのソリューション開発の推進、サプライチェーン改革に取り組んでいます。これにより、ソリューションプロバイダーとしての存在価値を示していく方針です。
さらに、組織力の向上も重要な戦略の一つです。エンプラスは、人材への投資を競争力の強化、差別化に直結する重要な要素と捉え、企業理念の浸透を図りながら、中核人材の育成と組織力の向上に努めています。
これらの成長戦略を通じて、エンプラスは顧客ニーズに応え、社会に貢献するとともに、新規事業創出の機会を追求し、持続的な成長を目指しています。