日本電子【6951】 プライム(内国株式)

電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器の製造販売、製品・部品の加工委託、保守・サービス、周辺機器の仕入販売を展開。

日本電子【6951】 プライム(内国株式)

電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器の製造販売、製品・部品の加工委託、保守・サービス、周辺機器の仕入販売を展開。

事業内容

日本電子株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器の製造販売を主軸に事業を展開しています。これらの製品群に加え、製品や部品の加工委託、保守・サービス、周辺機器の仕入れ及び販売も手掛けています。

同社の事業セグメントは、電子光学機器、分析機器、計測検査機器を含む理科学・計測機器事業、産業機器事業、そして医用機器事業に分類されます。電子光学機器には、透過電子顕微鏡や分析電子顕微鏡などが含まれ、分析機器では核磁気共鳴装置や質量分析計などが、計測検査機器には走査電子顕微鏡やエネルギー分散形蛍光X線分析装置などがあります。

産業機器セグメントでは、電子ビーム描画装置やプラズマ発生用高周波電源などの製品を提供しており、医用機器セグメントでは自動分析装置や臨床検査情報処理システムなどが主要製品です。

同社グループは、国内外に子会社28社および関連会社2社を持ち、グローバルに事業を展開しています。主要なグループ企業には、日本電子山形株式会社、日本電子インスツルメンツ株式会社、JEOL USA, INC.、JEOL (EUROPE) SASなどがあり、これらの企業を通じて世界各地で製品とサービスを提供しています。

経営方針

日本電子株式会社(以下、同社)は、電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器の製造販売を主軸に、製品や部品の加工委託、保守・サービス、周辺機器の仕入れ及び販売も手掛ける多角的な事業を展開しています。同社は、「創造と開発」を基本理念に掲げ、世界最高の技術に挑戦し続けることで科学の進歩と社会の発展に貢献することを目指しています。そのために、独自の技術と人脈を活かし、事業拡大と高収益化を目指しています。

同社は2022年度から2024年度を対象とする中期経営計画「Evolving Growth Plan」を策定し、事業規模の拡大と高収益化を目指しています。この計画では、「YOKOGUSHI」戦略のさらなる発展を図り、研究開発力、ものづくり力、サービス力の向上を通じて顧客満足度の向上を目指しています。また、長期的かつ持続的な成長を実現するための「次の打ち手」についても、継続して改善・強化に取り組んでいます。

経営指標としては、売上高営業利益率、売上高経常利益率、自己資本当期純利益率(ROE)、自己資本比率等を重視しており、これらを通じて経営上の目標達成状況を判断しています。同社は、事業構造の変革と安定した収益構造の構築に努めるとともに、グループ一体となって環境保全に取り組み、コンプライアンスの強化と企業倫理の徹底を通じて、持続的成長のための経営基盤の強化に努めています。

このように、同社は技術革新と社会貢献を経営の中核に置き、中期経営計画を通じて事業の拡大と高収益化を目指し、さらにはSDGsへの取り組みを含めた社会的責任の実践にも注力しています。これらの戦略は、同社が「世界の科学技術を支えるニッチトップ企業」となることを目指す上での重要な柱となっています。