事業内容
日本トリム株式会社とそのグループ企業は、主に二つの事業セグメントに分かれています。第一に、ウォーターヘルスケア事業があり、これには電解水素水整水器の製造販売を中心とした健康機器の販売及びそれに関連する附属品の販売が含まれます。このセグメントでは、株式会社トリムエレクトリックマシナリーが電解水素水整水器等の製造を、株式会社トリムライフサポートが電解水素水整水器の取付及びアフターサービスを、株式会社機能水細胞分析センターが機能水及び活性水素の測定、科学分析を行っています。また、広州多寧健康科技有限公司とPT.SUPER WAHANA TEHNOはそれぞれ電解水素水整水器等の輸入販売、ボトルドウォーターの製造及び販売を手掛けています。
第二のセグメントは医療関連事業で、再生医療・細胞治療を目的とした周産期組織由来の細胞の処理及び保管、電解水透析用機器の販売等を行っています。この分野では、株式会社トリムメディカルホールディングスが先進的医療関連事業を展開する子会社を管理・運営し、株式会社ステムセル研究所が細胞バンク事業を、ストレックス株式会社が医薬研究用機器・医療関連機器の製造販売を、株式会社トリムメディカルインスティテュートが電解水透析用機器の販売及び糖分解代謝物の受託測定を行っています。さらに、漢琨國際控股有限公司と日中医療開発株式会社は中国での医療事業の運営管理、専門職の派遣を担当しています。
これらの事業を通じて、日本トリム株式会社グループは健康と医療の分野で幅広いサービスを提供しています。
経営方針
日本トリム株式会社は、健康と医療をメインテーマに据え、快適で健康なヒューマンライフの創造に貢献することを企業理念として掲げています。同社は、ウォーターヘルスケア事業を中心に展開しつつ、医療関連事業を新たな成長軸として位置づけ、グローバルなメディカルカンパニーへの飛躍を目指しています。
ウォーターヘルスケア事業では、電解水素水整水器の製造販売を主軸に据え、健康機器の販売及び関連附属品の提供を行っています。この事業は、同社の連結売上高の大部分を占めており、今後もその拡大を図る一方で、医療関連事業への注力を強化していきます。医療関連事業では、電解水透析事業や再生医療関連事業を展開し、グループの収益基盤の強化を目指しています。
日本トリムは、科学的エビデンスに基づく事業展開を重視し、産官学共同研究を通じて新たな事業シーズの発掘に努めています。また、資本効率性、株主還元、財務健全性をバランス良く実現することを経営の基本方針としており、経営効率の向上に取り組んでいます。
中期経営計画では、2027年3月期の連結売上高320億円を目標に掲げ、その実現と中長期的な企業価値向上を目指しています。具体的な取り組みとしては、整水器販売事業の直接販売部門の効率化と量的拡大、海外展開の拡大、電解水透析の普及と研究開発活動が挙げられます。
このように、日本トリムは、ウォーターヘルスケア事業のさらなる拡大と医療関連事業の成長を通じて、健康と医療の分野でのリーダーシップを確立し、社会に貢献することを目指しています。