JVCケンウッド【6632】 プライム(内国株式)

モビリティ&テレマティクスサービス(カーAVシステム、カーナビゲーションシステム等)、パブリックサービス(業務用無線機器、医用画像表示モニター等)、メディアサービス(業務用ビデオカメラ、ヘッドホン等)の製造・販売。

JVCケンウッド【6632】 プライム(内国株式)

モビリティ&テレマティクスサービス(カーAVシステム、カーナビゲーションシステム等)、パブリックサービス(業務用無線機器、医用画像表示モニター等)、メディアサービス(業務用ビデオカメラ、ヘッドホン等)の製造・販売。

事業内容

JVCケンウッドは、モビリティ&テレマティクスサービス、パブリックサービス、メディアサービスの3つの主要な事業セグメントを持つグローバル企業です。同社グループは、国内外に67の子会社と7つの関連会社を有し、これらのセグメントにおける製品の製造と販売を行っています。

モビリティ&テレマティクスサービス分野では、カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、車載用デバイス、テレマティクスソリューションなどを提供しています。これらの製品は、JVCケンウッドをはじめとする国内外の生産会社や販売会社によって製造、販売されています。

パブリックサービス分野では、業務用無線機器、アマチュア無線機器、業務用映像監視機器、業務用オーディオ機器、医用画像表示モニターなどを手掛けています。これらは、JVCケンウッド山形やJVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn. Bhd.などの生産会社、および国内外の販売会社を通じて提供されています。

メディアサービス分野では、業務用ビデオカメラ、プロジェクター、ヘッドホン、ホームオーディオ、ポータブル電源、CD/DVDの受託ビジネス、製造、オーディオ・ビデオソフト・配信などのコンテンツを展開しています。これらの製品とサービスは、JVCケンウッド・クリエイティブメディアやJVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.などの生産会社、そして国内外の販売会社や企画・制作会社によって提供されています。

さらに、「その他」のカテゴリーでは、サービスパーツなどを扱っており、JVCケンウッド・サービスなどの会社がこれに関わっています。これらの事業を通じて、JVCケンウッドは幅広い製品とサービスを世界中に提供しています。

経営方針

JVCケンウッドは、企業理念「感動と安心を世界の人々へ」を掲げ、中期経営計画「VISION2025」を推進しています。この計画では、2023年度を開始年度とし、主要な経営指標として事業利益率、EBITDAマージン、ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)、ROIC(投下資本利益率)の向上を目指しています。同社は、2021年に策定した「VISION2023」を基に、「変革と成長」を基本戦略として収益基盤の確保と構造改革を進め、新たな成長分野を確立しました。これにより、2022年度には「VISION2023」の主要な経営目標を前倒しで達成しました。

「VISION2025」では、事業ポートフォリオの最適化をさらに進め、成長モメンタムを加速させることで企業価値の最大化を目指しています。具体的には、モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメントソリューションズの各分野で戦略強化の方向性を見直し、市場の変化に対応した事業拡大や利益の最大化、ゲーム・アニメ事業の強化などに取り組んでいます。

財務戦略としては、資本効率向上と成長投資のバランスを重視し、ROE10%以上、ROIC9%以上、有利子負債資本倍率(D/Eレシオ)0.6以下、親会社所有者帰属持分比率35%以上、総還元性向30~40%を目標としています。また、キャピタル・アロケーションの最適化を図り、成長投資、戦略投資、株主還元、有利子負債返済に重点を置いています。

サステナビリティ戦略では、「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題解決」を両輪とする経営の推進活動を深化させ、企業価値向上を目指しています。環境、社会、ガバナンス(ESG)の各領域での取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

これらの戦略を通じて、JVCケンウッドは、たくましさとしたたかさを併せ持つエクセレント・カンパニーへの飛躍を目指しています。