事業内容
NECネッツエスアイは、2023年3月末現在、本社および連結子会社17社、持分法適用関連会社3社で構成される企業集団です。同社グループは、システムインテグレーターとして、ICT(情報通信技術)システムの企画・コンサルティングから設計、構築、運用・監視、アウトソーシング、クラウドサービスまで幅広いサービスを提供しています。特に、コミュニケーション分野に重点を置き、新たなコミュニケーション手法の創出に努めています。
また、ネットワークやコミュニケーション機器の製造・販売も手がけており、技術革新を支える製品とサービスを市場に提供しています。これにより、同社は顧客のビジネスや生活におけるコミュニケーションの質の向上に貢献しています。
NECネッツエスアイの事業は、ICTの全般にわたる深い知識と技術力を背景に、多様なニーズに応える総合的なソリューションを提供することにより、社会のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。同社の事業活動は、企業や組織の効率化、コミュニケーションの最適化に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも貢献しています。
経営方針
NECネッツエスアイは、コミュニケーションを核とした事業展開を通じて、企業、通信事業者、官庁・自治体、社会インフラ事業者への幅広いサービス提供を行っています。同社は、「コミュニケーションサービス・オーケストレーター」としての役割を担い、施工力を有するシステムインテグレーター(SIer)としての独自のポジションを確立しています。これにより、高い技術力と信頼性を兼ね備えたマルチベンダーサービスを提供し、最先端技術やベンチャー技術を含む様々なパートナーとの共創を通じてイノベーションを加速しています。
中期経営計画では、デジタル領域と次世代ネットワーク領域を中長期の注力領域と定め、デジタル技術を活用した新しい働き方の推進や最先端技術の利活用に向けた実証に取り組んでいます。特に、「デジタル×5G」時代の到来に備え、社会への実装を進めるとともに、「DX×次世代ネットワーク(Beyond 5G)」をテーマに成長戦略を加速しています。
同社は、実践ノウハウと現場を知り尽くした強みを活かし、「実践型&現場密着型コンサルティング」を推進。これにより、顧客価値の創造と向上を図り、新たな顧客開拓と社会・顧客価値の創造力の向上を目指しています。また、オリジナルな価値創造の加速、課題解決力の高度化、全社のDXネイティブ化を重点テーマとして掲げ、これらを通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。
さらに、非財務目標として、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の各分野での取り組みを推進し、企業価値の持続的な向上を目指しています。これには、温室効果ガス排出量の削減、高度人材の育成、エンゲージメントスコアの向上、女性管理職比率の向上などが含まれます。これらの戦略的取り組みを通じて、NECネッツエスアイは、社会価値の提供の拡大とともに、企業としての成長を目指しています。