事業内容
三和ホールディングスグループは、115社(2023年3月31日現在)で構成され、ビルや商業施設、住宅向けの建築用金属製品の製造・販売及びメンテナンスサービスを主要事業としています。同社の製品ラインナップには、シャッター製品、シャッター関連製品、ビル用ドア製品、間仕切製品、ステンレス製品、フロント製品、窓製品、住宅用ドア製品、エクステリア製品、住宅用ガレージドア製品、自動ドア製品などが含まれます。また、これらの製品に関連するメンテナンス・サービス事業も展開しています。
同社グループは、日本をはじめ、北米、欧州、アジアといった複数の地域で事業を展開しており、各地域で特色ある製品やサービスを提供しています。例えば、北米では産業用セクショナルドア製品やガレージドア等の開閉機、欧州ではドア製品や産業用セクショナルドア製品、アジアではドア製品や住宅用ガレージドア製品などが主要製品として挙げられます。
主要な関連会社には、三和シャッター工業株式会社、昭和フロント株式会社、沖縄三和シャッター株式会社、三和タジマ株式会社、三和エクステリア新潟工場株式会社、ベニックス株式会社、三和システムウォール株式会社、昭和建産株式会社、田島メタルワーク株式会社、三和電装エンジニアリング株式会社、林工業株式会社、鈴木シャッター株式会社などがあります。また、海外ではOverhead Door Corporation、Novoferm グループ、三和シャッター(香港)有限公司、安和金属工業股份有限公司、VINA-SANWA COMPANY LIABILITY LTD.、上海宝産三和門業有限公司、鈴木鐵閘(香港)有限公司などがグループの一員として事業を展開しています。
特集記事
経営方針
三和ホールディングスグループは、社会に対して「安全、安心、快適を提供すること」を使命とし、「お客様すべてが満足する商品、サービスを提供する」ことを経営理念として掲げています。同社は、グローバルな企業グループとしての地位を確立し、個人の創造力とチームワークを結集して企業価値を高めることを目指しています。
長期経営ビジョン「三和グローバルビジョン2030」の下、2022年度からは中期経営計画2024をスタートさせ、気候変動やデジタル化に対応する高機能開口部ソリューションのグローバルリーダーを目指しています。基本戦略として、日本、米国、欧州、アジアの4極体制でのコア事業の拡大・強化、防災・環境対応製品の拡充、デジタル化とものづくり革新による生産性向上、M&Aを活用した新規事業領域への拡大、サステナビリティ経営の推進を掲げています。
中期経営計画2024では、日本、米国、欧州のコア事業の強化とアジア事業の成長力強化を目指し、防災・環境対応製品の拡充や製品・サービスのスマート化推進、デジタル化とものづくり革新による生産性向上、サステナビリティ経営の推進に注力しています。これらの戦略を通じて、全てのステークホルダーから評価される企業グループを目指しています。
同社は、経済的付加価値指標「SVA」(Sanwa Value Added)を重要な指標としており、株主資本に加えて負債など事業全般の投下資本に対する収益力を示す指標としています。これにより、企業価値増大を目指し、株主・債権者の期待収益を意識した事業運営を行っています。