共英製鋼【5440】 プライム(内国株式)

国内外で鉄鋼製品の製造販売、環境リサイクル事業、土木資材販売、港湾・鋳物事業、保険代理店業を展開。

共英製鋼【5440】 プライム(内国株式)

国内外で鉄鋼製品の製造販売、環境リサイクル事業、土木資材販売、港湾・鋳物事業、保険代理店業を展開。

事業内容

共英製鋼は、国内外で多岐にわたる事業を展開している企業です。主要な事業セグメントは、国内鉄鋼事業、海外鉄鋼事業、環境リサイクル事業、その他の事業です。

国内鉄鋼事業では、電気炉を使用して鉄スクラップを溶融し、異形棒鋼や構造用棒鋼などの鉄鋼製品を製造・販売しています。また、鉄鋼製品の仕入れや運搬事業も手がけており、関東スチール株式会社や共英産業株式会社などがこのセグメントに関連する主要な会社です。

海外鉄鋼事業では、自社電気炉で溶融・精錬した半製品や外部から購入した半製品を用いて、異形棒鋼や鉱石粉砕用丸鋼などを製造・販売しています。ビナ・キョウエイ・スチール社やキョウエイ・スチール・ベトナム社などがこのセグメントにおける主要な会社です。

環境リサイクル事業では、医療廃棄物や産業廃棄物の処理、再生砕石事業を展開しています。特に、医療廃棄物の無害化溶融処理には「メスキュードシステム」が用いられており、株式会社共英メソナがこの事業を担っています。

その他の事業としては、土木資材の販売、港湾事業、鋳物事業、保険代理店業などがあります。これらの事業は、共英産業株式会社やチー・バイ・インターナショナル・ポート社などが関連する会社です。

共英製鋼は、これらの事業を通じて、鉄鋼製品の製造から環境リサイクル、さらには関連サービスまで、幅広い分野で事業を展開しています。

経営方針

共英製鋼は、資源循環型事業を核とし、社会との共生を目指す経営理念のもと、中期経営計画「NeXuS 2023」を推進しています。この計画では、安全とコンプライアンスの徹底、進取の精神と変革への挑戦、現場重視の経営体制の構築を行動指針として掲げています。

「NeXuS 2023」は、グループ内の連携強化、外部との連携強化、そして次代につなぐ力の強化を三つの柱としています。これらを通じて、グループ総合力の強化、技術の飛躍、企業イメージやブランドの向上を目指しています。

定量目標としては、2023年度に連結売上高2,900億円、連結経常利益180億円、出荷量400万トン(国内170万トン・海外230万トン)、ROE7%以上、ROS6%以上、自己資本比率50%以上、ネットDEレシオ0.25倍以下、配当性向30%程度を掲げています。また、設備投資・事業投資額については、2021年度から2023年度の3年間で600億円を計画しており、CO2排出量削減にも注力しています。

重点方針としては、海外鉄鋼事業の収益力強化と成長拡大、国内鉄鋼事業の競争力強化、環境リサイクル事業および鉄鋼周辺事業の収益機会拡大を挙げています。さらに、カーボンニュートラル社会・資源循環型社会の実現に向けた取り組み強化、すべてのステークホルダーに貢献する取り組み強化、経営基盤の強化にも力を入れています。

共英製鋼は、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。