事業内容
きずなホールディングスは、葬儀事業を中心に展開する企業グループで、連結子会社として株式会社家族葬のファミーユ、株式会社花駒、株式会社備前屋を持ちます。葬儀事業は、葬儀施行業、ネット集客業、その他のサービスの3つの主要な収益源から成り立っています。
葬儀施行業では、「直営モデル」と「委託モデル」の2つの形態でサービスを提供しています。直営モデルは、企業理念を反映した直営ホールでの葬儀施行を主とし、全国11道府県で展開しています。主なブランドには「家族葬のファミーユ」、「弔家の灯」、「イマージュ」、「オブジェ」があり、地域特性に応じたサービスを提供しています。委託モデルは、地価や家賃が高い地域で公営斎場を活用し、提携葬儀社に施行を委託する形で展開しています。
ネット集客業は、インターネットを活用したプロモーションを通じて葬儀施行の依頼を受け、提携葬儀社に仲介するビジネスモデルです。2024年5月31日時点で27道府県で展開しており、地域に応じた柔軟なサービス提供を行っています。
その他のサービスには、フランチャイズ契約によるロイヤリティ収入などが含まれ、葬儀売上や仲介手数料収入に属さない収益を構成しています。これにより、きずなホールディングスは多様なニーズに応える葬儀サービスを全国的に提供しています。
経営方針
きずなホールディングスは、「葬儀再生は、日本再生。」を企業理念に掲げ、葬儀を通じて人と人との絆を深めることを目指しています。中期経営計画では、2025年から2027年までの3年間で売上収益を18,518百万円、営業利益を2,544百万円に引き上げることを目標としています。この計画の達成に向け、葬儀依頼件数の増加と葬儀単価の向上を重要な指標とし、収益力の向上を図っています。
同社は、葬儀施行業とネット集客業の2つのビジネスモデルを展開しています。葬儀施行業では、少子高齢化に伴う会葬者数の減少に対応し、「家族葬」に注力しています。小規模ホールを展開し、投資効率を高める直営モデルを推進する一方、地域によっては委託モデルも活用しています。また、葬儀内容や価格の透明性を高めるため、シンプルで明瞭な葬儀プランを提供しています。
ネット集客業では、インターネットを活用したプロモーションを通じて葬儀施行の依頼を受け、提携葬儀社に仲介するビジネスモデルを展開しています。これにより、地域に応じた柔軟なサービス提供を行い、顧客ニーズの多様化に対応しています。さらに、M&Aを活用して零細事業者を事業承継し、直営ホールエリアの全国展開を推進しています。
きずなホールディングスは、葬儀業界の構造変化を成長の機会と捉え、全国的なサービス提供を目指しています。これにより、顧客満足度の向上と持続的な成長を実現しようとしています。