事業内容
同社は、主に戸建住宅事業を展開しており、デジタルマーケティングを活用した建築請負事業や不動産販売事業を行っています。具体的には、「e土地net」などのポータルサイトやYouTubeチャンネルを運営し、効率的な集客を実現しています。これにより、コストパフォーマンスの高い住宅を提供しています。また、戸建関連事業として、戸建プラットフォーム事業や3Dプリンターハウス事業も展開しています。
Lib Work事業では、土地検索サイト「e土地net」や平屋サイト「e平屋net」、施工事例サイト「e注文住宅net」などを運営し、多角的に集客を図っています。これにより、集客コストを抑え、コストパフォーマンスの高い住宅を提供しています。また、リブワークオリジナルブランドに加え、「無印良品の家」や「Afternoon Tea HOUSE」、「ink(インク)」などのコラボブランドを展開し、差別化された住宅商品を提供しています。
戸建プラットフォーム事業では、ハウスメーカーや工務店向けにSaaS型住宅プラン提案サービス「My Home Robo」を提供しています。このサービスは、生成AIを活用した図面プラン検索システムで、7,000プランを超える間取りやCG画像を検索できます。また、VR機能も有しており、顧客向け提案ツールとして活用されています。
3Dプリンターハウス事業では、3Dプリンターを用いた住宅建築を行っており、建築コストの削減やデザイン性の向上、人手不足の解消が見込まれています。サステナブルな3Dプリンターハウスを開発・提供しており、2024年には「Lib Earth House“modelA”」をリリース予定です。
タクエーホーム事業では、神奈川県を中心に戸建建売販売事業を展開しており、土地仕入れの目利き力や不動産の仕入れから販売までの回転率に優れています。幸の国木材工業事業では、熊本県を中心に木材供給を行っており、木材の仕入れから加工、販売までを一貫して行っています。リブサービス事業では、全国の住宅メーカーや工務店向けにIPライセンスサービスを提供し、自由な価格設定と受注が可能なビジネスモデルを展開しています。
特集記事
経営方針
undefinedは、住宅業界における成長戦略として、2026年6月期を最終年度とする中期経営計画を掲げています。この計画では、戸建プラットフォーマーとしての地位を確立することを目指し、住宅ソリューションサービスを全国の工務店やビルダーに提供する方針を打ち出しています。また、エリアや顧客層、販売チャネルの拡大を図り、利益率の改善を目指すとともに、3Dプリンターハウスの開発・販売を通じて「家」の再定義を進めています。
同社は、売上高や営業利益、ROEの向上を数値目標として掲げ、2024年6月期には売上高154億円、営業利益4.9億円、ROE9.8%を達成しました。2026年6月期には、売上高285億円、営業利益30億円、ROE30%を目指しています。これにより、事業の成長性と収益性を重視した経営を推進しています。
また、SDGsへの取り組みとして、サステナブルな家づくりや気候変動への対応を進めています。具体的には、3Dプリンターハウスの開発や環境負荷の小さい資材の採用、再エネ由来電力の使用推進などを行っています。さらに、ダイバーシティの推進や地域社会への貢献活動も積極的に展開しています。
undefinedは、デジタルマーケティングの強化や収益の多様化を図るため、サブスクリプション型工務店支援サービス「マイホームロボ」やIPライセンス事業にも注力しています。これにより、収益の安定化と多角化を目指し、持続可能な成長を実現しようとしています。