事業内容
沿革・会社概要
Sumo Logic(スモロジック)は、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)上などで稼働しているクラウドベースのデータ分析サービスを提供する企業。カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置く Sumo Logic は、ArcSight のベテランであるKumar SaurabhとChristian Beedgenによって2010年4月に設立された。 2012年にサービスをリリースしたとき、開発者、IT運用、およびセキュリティアナリストが、ミッションクリティカルなアプリケーション、システム、およびサービスを監視およびトラブルシューティングするために、最初にログとイベントデータを取り込んで分析するためにプラットフォームを活用していることを発見した。2020年9月、NASDAQへ株式上場を果たした。
事業内容・サービス内容
Sumo Logicは、オンプレミス、クラウド双方のアプリケーションログを収集し、リアルタイムに解析できる、SaaS型の監視・分析ツール。Sumo Logic は、機械で生成されたビッグデータを活用してリアルタイムの IT インサイトを提供するログ管理および分析サービスを提供している。手間のかかるログ管理の様々な課題を解決し、管理負荷の軽減とTCO削減およびセキュリティ対策に効果を発揮する。
軽量なコレクター(エージェント)により、データをリアルタイムで収集することによって、オンプミスやマルチクラウドにまたがる大量のデータの集中管理を可能にし、分析結果をアラートやダッシュボードとして表示することで、サービス運用やセキュリティ監査、ビジネスアナリティクスなどのためのツールとして利用できる。
サービスの強み
Sumo Logic は、グローバルに分散されたデータ保持アーキテクチャに基づいて構築されており、すべてのログデータを瞬時に分析できるように保持しているため、Sumo Logicを導入している企業はデータのアーカイブ、バックアップ、復元にかかるコストや複雑さを管理する必要がない。非弾力的なセキュリティ情報やイベント管理システムではなく、弾力的な処理を採用することで、ログデータの種類、量、場所に関係なく、ログデータの収集、管理、分析を行えることがSumo Logicのサービスの強みである。
ログを集中管理
Sumo Logicのソフトウェアは、ログのフォーマットや、クラウド・オンプレミス間などでログの保存場所が異なっても、ツール上で一括管理できるという特徴がある。たとえば、Amazon Web Services、Amazon GuardDuty、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、Akamai、G Suite、Office 365、Box、JIRA、GitHub、Docker、Cylance、OneLoginなど約60の主要なクラウドサービスに分散しているクラウドログを一箇所に集約し、リアルタイムに必要なログを取得、抽出できる。
社員の端末から収集した膨大なエンドポイントログ、オンプレミス/クラウドで稼働する業務サーバーのリソース情報など、自社の業務基盤に関する重要な情報に「誰が」「いつ」「どこから」アクセスできるかを「OneLogin」というSumo Logicのソフトウェアを使うことで一元管理することができる。
優れた操作性
ダッシュボードでの一元表示や、特定のイベントが発生した時にカスタムアラートで逐次状況を知ることができるなど、操作性に優れる。たとえば、ログデータに残るIPアドレスやGPS情報からアクセス地域をヒートマップ化する地図、ユーザーの操作傾向などを把握するのに適した円グラフ、リスクとなりうる事象の発生数がどう推移しているか一目瞭然な折れ線グラフなど、誰にでもわかりやすいメトリクスをダッシュボード形式で提供する。
機械学習
ログ分析や統計など専門的な知識がなくても、SumoLogicの機械学習分析機能によって、過去との比較や異常値が迅速に判別することができる。