Sumo Logicが新規上場へ:2,000社超が利用するDevSecOpsプラットフォーム
2,000社以上が利用するDevSecOpsプラットフォーム「Sumo Logic」の新規上場申請書類(Form S-1)が8月21日に公表された。
2020年2〜4月期における売上高は4,720万ドルで前年比45%の拡大だ。営業損失は2,346万ドルのマイナスと赤字が続いている。
赤字は大きいが、売上は着実に積み上がっている。新たな上場SaaSとなるSumo Logicとはどのような会社なのか、上場申請書類の内容を紐解いていこう。
Sumo Logicはリアルタイムでのクラウド監視やトラブルシューティングが可能なDevSecOpsプラットフォームだ。
DevSecOpsとは「DevOps」にセキュリティを統合した概念で、DevOpsは開発と運用をスムーズに進めるためのプラクティスである。
ソフトウェアの世界において、開発と運用は作業的にはそれぞれ別の仕事だ。しかし、現代のソフトウェアは継続的に改善していくことが前提であり、両者のプロセスをうまく連携する必要がある。
そこで、開発したらテストを走らせてデプロイ(公開)するまでを自動化するなどといった需要が拡大。範囲はこれにとどまらないが、これがDevOpsの大まかな背景だ。