事業内容
東名は、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、「オフィス光119事業」では、中小企業や個人事業主向けに光回線やプロバイダを含む通信環境サービスを提供しています。このサービスは、NTT東日本・西日本の光回線を基に、自社のサポートサービスを付加して多機能かつリーズナブルに提供する光コラボレーションです。
次に、「オフィスソリューション事業」では、エネルギーソリューションとして電力小売販売を行い、オフィス環境ソリューションとしてビジネスホンやUTM機器、LED照明などの設置・施工を提供しています。また、太陽光発電システムや蓄電池の販売も行い、関連子会社のノウハウを活用して事業を拡大しています。
最後に、「ファイナンシャル・プランニング事業」では、来店型ショップでの保険取次業務を行っています。東名は「保険見直し本舗」のフランチャイズ加盟店として、愛知県と静岡県に7店舗を展開し、保険の見直しをサポートしています。
特集記事
経営方針
東名は、中小企業や個人事業主のオフィス課題を解決するための成長戦略を掲げています。2024年9月から始まる中期経営計画「NEXT GROWTH 2027」では、主力事業の拡大、新規事業の育成、経営基盤の強化を重点領域としています。これにより、社会的価値と経済的価値を兼ね備えた企業グループを目指しています。
東名は、オフィス光119事業において、契約回線数の増加を目指し、Web集客の強化と広告投資を拡大しています。また、既存顧客へのリテンション活動やクロスセル、アップセルを通じてARPUの向上を図っています。新規開業顧客には一括提案を行い、DX関連サービスの拡充にも注力しています。
オフィスでんき119事業では、契約件数の増加とターゲット層への訴求を目的に、Web広告への投資を継続しています。オフィス光119とのクロスセル販売を強化し、ARPUの向上を目指しています。これにより、電力サービスの成長を促進しています。
オフィスソリューション事業では、新規拠点の開設と営業エリアの拡大を進めています。中小企業や個人事業主のニーズに応えるため、セキュリティ機器や情報通信機器のクロスセル、アップセルに注力しています。また、太陽光発電システムの販売を強化し、新たなビジネスチャンスを創出しています。
東名は、持続可能な社会の実現に向けて、カーボンニュートラルを推進し、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。教育ラボの拡充により、人材育成を強化し、従業員のエンゲージメント向上を図っています。これにより、企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画の最終年度である2027年8月期には、売上高402億円、営業利益46億円、EPS218.67円、ROE26.1%を目標としています。これらの目標を達成するために、東名は引き続き経営基盤の強化と新規サービスの創出に注力しています。