事業内容
アイリックコーポレーションは、保険販売、ソリューション、システムの3つの事業セグメントを展開しています。保険販売事業では、直営店と法人営業部門、そして子会社のライフアシストが運営する店舗を通じて、個人および法人向けに保険商品を提供しています。直営店では「保険クリニック®」を展開し、保険分析・検索システム「保険IQシステム®」を活用して、顧客に最適な保険商品を提案します。法人営業部門は、法人や富裕層に対して訪問型営業を行い、保険の有効活用を提案しています。
ソリューション事業は、AS部門とFC部門に分かれています。AS部門では、金融機関や保険代理店に対して「ASシステム」や「AS-BOX」を提供し、保険の現状把握や検索提案をサポートします。これにより、登録料や月額利用料を収益源としています。FC部門では、全国の「保険クリニック®」フランチャイズ店に対して、システムや店舗運営ノウハウを提供し、ロイヤリティや教育研修売上を得ています。
システム事業は、子会社のインフォディオが担当し、保険分析や販売支援システムの開発を行っています。また、AI技術を活用した「スマートOCR®」の開発・販売も行い、保険業界以外にも提供しています。これにより、開発費やサブスクリプション方式での使用料を収益として得ています。アイリックコーポレーションは、これらの事業を通じて、保険業界における多様なニーズに応えるソリューションを提供しています。
特集記事
経営方針
アイリックコーポレーションは、保険業界の変化に対応し、持続的な成長を目指すために中期経営計画を策定しています。この計画は、2025年6月期を目標年度とし、デジタル技術を活用した新しい保険ショップのスタイルを確立することを目指しています。具体的には、「保険クリニック®」の集客数と認知度の向上、DXを活用したオンライン相談の拡大を推進しています。
また、同社は「ASシステム」の大型導入先の開拓と新サービスの提供を進めています。これにより、保険代理店や金融機関に対するソリューション提供を強化し、業界内での競争優位性を高めることを目指しています。さらに、「スマートOCR®」事業の拡大と販売力の強化にも注力し、非定型帳票のデータ化ニーズに応えることで、システム事業の成長を図っています。
アイリックコーポレーションは、これらの施策を通じて、売上高や営業利益の増加を見込んでいます。2025年6月期には、売上高9,640,250千円、営業利益700,034千円を目指し、企業価値の向上を図ります。同社は、保険業界の発展に貢献しつつ、顧客満足度の高いサービスを提供することで、業界内での地位を確立し続けることを目指しています。