トレンドマイクロ【4704】 プライム(内国株式)

コンピュータセキュリティ対策製品の開発、販売及び関連サービス提供、グローバルに展開。

トレンドマイクロ【4704】 プライム(内国株式)

コンピュータセキュリティ対策製品の開発、販売及び関連サービス提供、グローバルに展開。

事業内容

トレンドマイクロは、グローバルに展開するコンピュータセキュリティ対策製品の開発、販売及び関連サービスを提供する企業です。同社の事業は、主に日本、アメリカ、欧州、アジア・パシフィック地域における子会社を通じて展開されています。また、General Mobile CorporationやTXOne Networks Inc.などの関連会社も同社グループの一部を構成しています。

事業内容は地域ごとに分けられており、研究開発は日本のトレンドマイクロ株式会社が中心となっています。販売活動に関しては、日本、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アイルランド、台湾、アラブ首長国連邦、オーストラリア、シンガポール、韓国など、多岐にわたる地域で展開されています。これらの地域での販売は、それぞれの地域に根ざした子会社が担当しています。例えば、アメリカではTrend Micro Incorporated、欧州ではTrend Micro Ireland Limited、アジア・パシフィックではTrend Micro Australia Pty. Ltd.などがそれぞれの地域での主要な販売拠点となっています。

業務支援に関しても、カナダのTrend Micro Canada Technologies, Inc.や台湾のTrend Micro Incorporatedなど、複数の地域で子会社が活動しています。さらに、中国ではTrend Micro(China) Incorporatedが業務を支えています。

トレンドマイクロは、これらの地域ごとの機能分担を通じて、グローバルな視点でセキュリティ製品の開発から販売、サポートまで一貫したサービスを提供しています。

特集記事

経営方針

トレンドマイクロは、デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界の実現をビジョンとして掲げています。同社は、インターネットを中心とするITインフラの保護という重要な責務を担い、標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃から個人や企業、国家を守るためのソリューションを提供しています。これにより、経済活動の継続や情報化社会の発展に貢献しているとされます。

経営指標としては、営業利益額の成長を重視しており、過去には利益率に固執することのリスクを意識し、相対的に利益率の低いビジネスの除外や中長期プロジェクトへの投資を避けることなく、ROE(株主資本利益率)の向上を目指しています。

中長期的な経営戦略として、トレンドマイクロはIT技術の進化に伴う情報量の増大とセキュリティ対策の需要の高まりに対応するため、統合セキュリティプラットフォーム「Trend Micro One™」を中心に、SaaS型ソリューションを連携させることで、サイバー攻撃の全体像と対処すべき箇所を可視化し、組織の脆弱性を把握しリスクを軽減する機能を提供しています。これにより、侵入後の対策も含む幅広いソリューションを展開し、セキュリティと運用負荷の軽減を両立しています。

また、同社はデジタル化が進むビジネスや社会、ユーザの生活を守るために、企業と個人の垣根なく安心できるセキュリティソリューションを一層強化し、安定的な財務基盤を維持しつつ継続的な成長を目指しています。これらの戦略により、トレンドマイクロはサイバーセキュリティ業界における競争の激化や、IT技術の進化、デジタルトランスフォーメーションの加速など、対処すべき課題にも積極的に取り組んでいると言えます。