海外売上が60%以上!ユーザーのデータを勝手に送信?「トレンドマイクロ」2018年本決算
今回は「トレンドマイクロ」(証券コード:4704)の2018年度本決算について取り上げたいと思います。
トレンドマイクロは最近、2018年9月に自社製アプリが中国のサーバへ無断でユーザーのデータを送信していたとして、Mac向けおよびiPhone向けのAppStoreから削除されたニュースが話題になりました。
2018年11月には公開再開されていたようですが、以来動向が気になる企業の一つです。
トレンドマイクロ株式会社は、1988年台湾出身のスティーブン・チャン氏のもとアメリカはロサンゼルスで創業されました。その後本社は台湾を一度経て、1989年に日本へその籍を移しています。2000年に東証一部に上場し、2007年に1999年に上場していたNASDAQでの株式公開を廃止しました。
ヒット商品の「ウイルスバスター」は、デジタルデバイスのウイルス感染を予防・回復するウイルス対策ソフトウェアです。1991年に最初に販売を開始し、全国の量販店のPOSデータにもとづいてその売上高の多さを表彰するBCN Awardにおいて、2009年から2018年までシェア1位を獲得しています。