事業内容
リゾートトラストは、会員制ホテルやゴルフ場の建設及び経営、ホテル会員権の販売、メディカル事業などを手掛ける企業グループです。同社グループは、リゾートトラスト及び子会社23社、関連会社8社から構成されています。
会員権事業では、主に「エクシブ(XIV)」や「ベイコート倶楽部」などの会員制リゾートホテル会員権を販売しています。「エクシブ」の会員権は、特定ホテルの特定の一室を14人または28人で共有する仕組みであり、会員は年間26泊(「バージョン」会員は13泊)の利用権を持ち、他のリゾート施設や海外の提携ホテルの利用も可能です。「ベイコート倶楽部」では、一室を15人または30人で共有するタイプがあります。
ホテルレストラン等事業では、「エクシブ」や「ベイコート倶楽部」、「サンメンバーズ」、「ホテルトラスティ」を中心に、ホテル及びレストランの運営、清掃業務、施設相互利用サービス、損害保険代理業務などを展開しています。また、ゴルフ場の運営も行っており、リゾートトラストゴルフ事業㈱などが関連会社として名を連ねています。
メディカル事業では、メディカル会員権の販売や管理、メディカルコンサルティング、居宅介護サービスなどを提供しています。㈱ハイメディックや㈱東京ミッドタウンメディスンなどが、このセグメントにおける主な関係会社です。
その他、不動産の賃貸管理業務も手掛けており、アール・ティー開発㈱が関連会社として活動しています。さらに、リゾートトラストグループを対象としたポイント制度業務や、会員権購入者への金銭貸与業務も展開しています。
これらの事業を通じて、リゾートトラストは多岐にわたるサービスを提供し、会員制リゾートホテル業界における独自の地位を築いています。
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経営方針
リゾートトラストは、会員制ホテルやゴルフ場の建設及び経営、メディカル事業などを展開する企業グループです。同社は、2023年4月に創立50周年を迎え、新たな中期5ヵ年経営計画を策定しました。この計画では、サステナビリティ経営の推進、顧客志向の企業変革活動による生産性の向上、海外・国内富裕層および関係顧客の拡大と新たな商品・サービスの創出による収益性向上と安定的な事業ポートフォリオの実現を基本戦略としています。
リゾートトラストは、社会に対して新たな価値を提供し、余暇と健康に関わる社会的課題の解決を目指しています。同社は、会員制というシステムを活かした商品展開やサービス提供により、競争優位性を確立しています。また、都心型会員制リゾートホテルの開業やメディカル分野でのサービス展開など、新たな事業領域への挑戦を続けています。
今後も、リゾートトラストは、社会価値と経済価値の両立を目指し、ステークホルダーのウェルビーイングを追求することで、より強固なグループブランドの実現とお客様の一生涯を通じた関係構築を目指します。これにより、サステナブルな経営を続け、企業価値の向上に努めていく所存です。同社は、創業の精神である「新天地開拓」のもと、事業領域の拡大やデジタルトランスフォーメーションを推進し、長期安定的な成長を目指しています。