ビオフェルミン製薬

ビオフェルミン製薬株式会社は神戸市に本社をおく企業。1917年神戸市中央区で株式会社神戸衛生実験所として設立。乳酸菌整腸薬「ビオフェルミン」を製造し、販売を株式会社武田長兵衛商店(現:武田薬品工業)に委託。1949年商号をビオフェルミン製薬株式会社に変え、神戸証券取引所に株式を上場。1966年別種の乳酸菌を加えた「新ビオフェルミン」、1987年には3種乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌・ビフィズス菌)配合の「新ビオフェルミンS錠・細粒」を新発売。

ビオフェルミン製薬

ビオフェルミン製薬株式会社は神戸市に本社をおく企業。1917年神戸市中央区で株式会社神戸衛生実験所として設立。乳酸菌整腸薬「ビオフェルミン」を製造し、販売を株式会社武田長兵衛商店(現:武田薬品工業)に委託。1949年商号をビオフェルミン製薬株式会社に変え、神戸証券取引所に株式を上場。1966年別種の乳酸菌を加えた「新ビオフェルミン」、1987年には3種乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌・ビフィズス菌)配合の「新ビオフェルミンS錠・細粒」を新発売。

事業内容

沿革・会社概要

ビオフェルミン製薬株式会社は神戸市に本社をおく企業。製薬業に従事している。1917年、山本治郎平(やまもと・じろうへい)氏らによって兵庫県神戸市で株式会社神戸衛生実験所として設立。乳酸菌整腸薬「ビオフェルミン」を製造し、販売を株式会社武田薬品工業に委託。1949年商号をビオフェルミン製薬株式会社に変え、神戸証券取引所に株式を上場。1961年に大阪証券取引所第2部に上場。1966年別種の乳酸菌を加えた『新ビオフェルン』、1987年には3種乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌・ビフィズス菌)配合の『新ビオフェルミンS錠・細粒』を新発売。2003年に大阪証券取引所第1部に上場。2013年に東京証券取引所に上場。2014に大正製薬ホールディングス株式会社の子会社となる。

事業内容

ビオフェルミン製薬の企業集団は、ビオフェルミン製薬と親会社(大正製薬ホールディングス)により構成。主な事業内容は、医薬品・医薬部外品・食品の製造並びに販売であり、親会社グループの主な事業内容は医薬品・医薬部外品・食品等の研究開発、製造、販売。主力製品としては、『新ビオフェルミンS』『ビオフェルミン錠剤』『ビオフェルミン配合散』『ビオフェルミンR』がある。

経営方針

ビオフェルミン製薬は、「社会に貢献し支持される方法で、会社を継続的に成長・発展させていく」ことを企業使命としている。使命を全うすべく、生活者のニーズや悩みを解決していくため、おなか(腸)から健康を考える。そして新製品の開発とブランドを育成することで収益を拡大していくとともに、ガバナンスを強化し、透明・公正かつ迅速な意思決定を行い、企業価値を高めることを目指している。

対処すべき課題

医薬品業界を取り巻く事業環境は、競争の激化や、薬価制度や医療保険制度の改革等により今後も厳しい状況が続くと予想される。一方で、高齢化、健康意識の高まりを背景に腸内フローラ、腸内細菌、腸活への関心が益々高まっており、関連市場は拡大していくものと考えられる。ビオフェルミン製薬は持続的な成長を目指し、乳酸菌をはじめとするプロバイオティクスに特化した研究開発の推進、生産設備への投資等による事業基盤の強化、また、業務執行の迅速化など、経営効率化を図り業績の向上に努める。

一般用製品

生活者の健康意識がより高まっていくことが予測されるなか、的確にニーズをとらえ、新たなコンセプトの商品開発や商品育成を図る。加えて大正製薬との共同開発や販売体制の強化を進めることで、積極的にブランド価値の向上に取り組む。また、生活者の「腸内フローラ」に対する関心の高まりに対応したコミュニケーション戦略を一層進め、市場シェアの拡大を図る。さらに、海外展開として、東南アジア市場の新規開拓など、既に進出している国・地域以外への乳酸菌製品上市を進める。

医療用医薬品

腸内細菌及びビオフェルミン製薬商品に関わる基礎的、臨床的な研究活動を進める。加えて共に、それら研究から得られたエビデンスに基づく情報提供活動をより高い透明性・倫理感をもって推進することで、関連学会および専門医・一般臨床医との関係強化を図る。あわせて、大正製薬とのプロモーション活動を推進していくことでシェア拡大に繋げる。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月24日)

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