事業内容
旭有機材株式会社とそのグループ企業は、管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の3つの主要セグメントを通じて、製品の開発、製造、販売を行っています。
管材システム事業では、旭有機材株式会社自身とアサヒアメリカInc.が製造・販売を担当しています。また、アビトップ株式会社、大和興産株式会社、アサヒコリアCo., Ltd.、アサヒアジアパシフィックPte., Ltd.が代理店として販売を行い、旭有機材商貿(上海)有限公司は、旭有機材閥門設備(上海)有限公司と旭有機材株式会社が製造した製品の販売を手掛けています。エーオーシーアセンブル株式会社には加工・製造を委託し、アサヒAVヨーロッパGmbHには市場開拓及び販売を委託しています。
樹脂事業においては、旭有機材株式会社と旭有機材樹脂(南通)有限公司、アサヒモディマテリアルズPvt., Ltd.、アサヒユウキザイメキシコS.A. de C.V.が製造・販売を行っています。株式会社ランドウィックは、断熱材の吹付けや内装工事を提供しています。
水処理・資源開発事業では、ドリコ株式会社とドリコアクアサーブ株式会社が水処理施設の設計、施工、維持管理、さく井工事の設計、請負を行っています。旭環美水処理(蘇州)有限公司は、水処理設備の製作・販売を手掛けています。
これらの事業を通じて、旭有機材株式会社グループは、多岐にわたる産業分野でのニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
旭有機材株式会社は、企業理念に「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」を掲げ、その実現のために「ものづくりのプロセスを支える」という使命に基づいた事業活動を行っています。同社は、現状に満足することなく、変化を先取りし、成長を続けることを目指しており、「はじめて」に挑み「違い」をつくることを目標としています。この理念に基づき、2030年に向けてグレートニッチトップ企業への飛躍を目指しています。
同社は、SDGsの視点での取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目標としています。これを具体化するために、2025年度を最終年度とする中期経営計画「GNT2025」を策定し、海外市場での成長追求、付加価値の高い製品の開発、SDGs視点での事業展開、新事業の創出を4つの経営方針として掲げています。
特に、海外市場では、管材システム事業と樹脂事業を中心に成長を追求しており、半導体関連製品においても、技術開発と品質・サービスの向上に努めています。また、新たな社会課題の解決に貢献する新事業として、「循環式閉鎖型陸上養殖」技術の確立に取り組んでいます。
投資戦略としては、GNT2025の修正を行い、中計期間(5年間累計)で420億円の投資を見込んでおり、財務戦略では、営業キャッシュ・フローと借入による資金調達を行い、株主還元にも注力しています。
旭有機材株式会社は、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、社会に貢献する企業を目指しています。