事業内容
レンゴーおよびそのグループ会社(子会社240社および関連会社33社)は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は以下の通りです。
まず、板紙・紙加工関連事業では、国内での板紙、段ボール、段ボール箱、クラフトパルプの製造・販売を行っています。このセグメントには、レンゴーペーパービジネス株式会社や丸三製紙株式会社が含まれ、製品はグループ内外に供給されています。特に、レンゴー・リバーウッド・パッケージング株式会社は、缶ビールの6缶パック等に使用されるマルチパックの製造・販売を手掛けています。
次に、軟包装関連事業と重包装関連事業では、国内で軟包装製品、セロファン、重包装製品の製造・販売を行っています。軟包装製品の製造・販売は、朋和産業株式会社が担当し、セロファンはレンゴーが直接手掛けています。重包装製品については、日本マタイ株式会社が関与しています。
海外関連事業では、板紙、段ボール、段ボール箱、軟包装製品、重包装製品、不織布の製造・販売を海外で展開しており、ビナクラフトペーパー社や大連聯合包装製品有限公司などが活動しています。
その他の事業としては、不織布や紙器機械の製造・販売、運送事業、保険代理業、リース業、不動産業があります。これらはレンゴー・ノンウーブン・プロダクツ株式会社や山田機械工業株式会社、レンゴーロジスティクス株式会社などが担当しています。
これらの事業セグメントを通じて、レンゴーグループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、様々な市場ニーズに応えています。
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経営方針
レンゴーは、1909年の創業以来、段ボール産業のパイオニアとして、業界のトップメーカーの地位を保ち続けています。同社グループは、板紙から段ボールまでの一貫生産体制に加え、紙器や軟包装、重包装を含む多様なパッケージング・ソリューションを国内外で提供しています。経営資源を効率的に活用し、収益力の向上と企業価値の極大化を目指しており、ステークホルダーとの良好な関係構築と社会貢献を重視しています。また、地球環境保護にも積極的に取り組んでいます。
レンゴーグループは、「製紙」「段ボール」「紙器」「軟包装」「重包装」「海外」の6つのコア事業を中心に、包装全般にわたるソリューションを提供しています。同社は、提案型の企業集団「ゼネラル・パッケージング・インダストリー」=GPIレンゴーを目指し、意識改革とイノベーションを通じて、産業全般に積極的に働きかけています。顧客満足度の向上に努め、持続的な成長を図っています。
重要な経営指標として、売上高経常利益率6%以上、D/Eレシオ1.5倍以下を目標としています。グループ全体での営業力の強化、最適な生産体制の構築、提案型営業への積極的な取り組みなどを進めています。また、海外事業の拡大と収益向上にも注力し、新たな市場への進出と経営資源の有効活用を目指しています。DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進にも力を入れ、業務の効率化や新たな付加価値の創造に取り組んでいます。