事業内容
ジャパンエレベーターサービスホールディングス及びそのグループ企業は、エレベーター及びエスカレーターの保守・保全業務とリニューアル業務を主軸に展開しています。同社グループは、国内外に32の連結子会社と5の持分法適用関連会社を有し、独立系メンテナンス企業として、国内主要メーカー製の機種に対応したサービスを提供しています。
同社は、エレベーター等のメンテナンスにおいて、「何よりも安全のために」「見えないからこそ手を抜かない」「信頼を礎に」という経営理念のもと、高品質なサービスを提供しています。また、迅速な対応を可能とする営業所網の構築や、リニューアル業務においては、エレベーターの長期的な利用を支援するトータルサービスを提供しています。
具体的なサービス内容としては、エレベーター及びエスカレーターの定期的な保守・点検、法定検査、清掃、注油、調整、消耗品の補充・交換などの保守業務、及び劣化した部品の取り替えや修理等の保全業務を行っています。また、リモート遠隔点検サービス「PRIME」を通じて、エレベーターの状態監視や遠隔操作によるメンテナンスを実施しています。
リニューアル業務では、エレベーターの制御盤、巻上機、モーター等の主要部品の一式取り替え工事を行い、性能の維持や安全運行の向上を目指しています。さらに、ジャパンエレベーターパーツ株式会社では、メンテナンス用のパーツ販売を、エレベーターメディア株式会社では、エレベーター内の広告配信と防犯サービスを提供しています。
これらの事業を通じて、ジャパンエレベーターサービスホールディングスグループは、エレベーター及びエスカレーターの安全性、快適性、エコロジー性の向上に貢献しています。
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経営方針
ジャパンエレベーターサービスホールディングスは、エレベーター及びエスカレーターの保守・保全業務とリニューアル業務を核として、独立系メンテナンス企業としての地位を確立しています。同社は、「何よりも安全のために」「見えないからこそ手を抜かない」「信頼を礎に」という企業理念の下、高品質なサービスの提供に努めています。また、適正価格の実現を目指し、メーカー主導の価格体系の見直しに取り組んでいます。
中長期的な経営戦略として、同社は保守・保全事業の推進、リニューアル事業の強化、人材の確保・育成、財務基盤の安定化を重点領域としています。具体的には、地域ごとの事業子会社制を採用し、M&Aを活用して事業エリアを拡大することで、保守・保全事業の成長を目指しています。リニューアル事業では、営業体制の拡充や自社製品の開発を通じて、新たな基幹事業としての位置づけを強化しています。
人材面では、採用力の強化と人材育成により、技術水準及びメンテナンス品質の向上を図っています。また、財務基盤の安定化に向けて、内部留保の確保や借入による資金調達を行い、将来の資金需要に備えています。
さらに、同社は海外事業展開の推進や事業拡大のための資本・業務提携の検討、研究開発の推進にも注力しています。これらの戦略を通じて、ジャパンエレベーターサービスホールディングスは、成長性と収益性を高め、企業価値の継続的な向上を目指しています。