事業内容
力の源ホールディングスは、持株会社制を導入し、国内外で食材の生産から販売まで一貫して手掛ける事業モデルを展開しています。同社の主な事業セグメントは、国内店舗運営事業、海外店舗運営事業、そして商品販売事業です。
国内店舗運営事業では、「一風堂」ブランドを中心に、フードコート業態の「RAMEN EXPRESS」、さらに「名島亭」や「因幡うどん」などのブランドを展開しています。これらの店舗では、オリジナルブレンドの小麦を使用した自家製麺や独自工法によるスープ、居心地の良い店舗デザイン、スタッフ教育に至るまで、味、雰囲気、サービスのすべてにこだわりを持って運営されています。
海外店舗運営事業では、「IPPUDO」ブランドを中心に、北米、欧州、オーストラリア、アジアなど世界各国で直営店舗の運営や現地運営パートナー企業へのライセンス供与事業を行っています。海外での事業展開では、日本の文化やおもてなしの精神を大切にしながら、各地のカルチャーに合わせたローカライズを実施しています。
商品販売事業では、「信州蕎麦」「うどん」「つゆ」などの業務用製品や、「おうちでIPPUDOシリーズ」などの一般消費者向け製品の製造及び販売を行っています。また、自社ECサイト「麺ズマーケット」を通じて、幅広い客層に対して商品を提供しています。
力の源ホールディングスは、創業の精神に基づき、ラーメンをはじめとする日本食の普及をグローバルに実現することを目指し、顧客満足の向上と企業価値の更なる向上に努めています。
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経営方針
力の源ホールディングスは、国内外での博多ラーメン専門店「一風堂」「IPPUDO」を中心に、食材の生産から教育、商品開発、製造、流通、販売まで一貫して手掛ける事業モデルを展開しています。同社は、創業の精神「食を通して新しい価値を創造し、世界中に笑顔とありがとうを伝える」をグローバルに実現することを目指し、顧客満足と企業価値の向上に尽力しています。
中期経営計画では、国内事業基盤の強化、海外事業の拡大、商品販売事業の拡大、人財の採用と教育、衛生面の強化、食習慣の多様化への対応を重点領域としています。国内では、既存店の収益性向上と新コンセプト店舗の開発、商品の継続的な改善と新商品の発売、店舗レイアウト及び厨房オペレーションの自動化と効率化を推進しています。
海外事業では、フラッグシップ店の出店や新規出店の再開、それぞれの市場に合わせた商品開発や店舗開発、ブランド力の向上に努めています。また、ライセンス事業を通じて、アジア市場での事業拡大を目指しています。
商品販売事業では、国内外での規模拡大を目指し、一風堂関連商品の導入を進め、米国発のラーメン自動調理機「Yo-Kai Express」事業への商品供給と開発にも取り組んでいます。
人財の採用と教育においては、国内外での人財採用の強化と従業員満足度の向上、高いサービスレベルの維持と向上を目指しています。また、労働環境の改善とグローバルな人財の獲得にも投資しています。
衛生面の強化としては、食の安全性に対する取り組みを強化し、衛生管理・品質管理に努めています。食習慣の多様化に対応するため、テイクアウトやデリバリー、中食やEC事業の強化、新しい食の提案として植物由来のプラントベースラーメンの販売を進めています。
力の源ホールディングスは、これらの戦略を通じて、顧客満足の向上と企業価値の更なる向上を目指しています。