大王製紙【3880】 プライム(内国株式)

紙・板紙製品、家庭紙製品の製造販売、原材料調達、物流などを展開。

大王製紙【3880】 プライム(内国株式)

紙・板紙製品、家庭紙製品の製造販売、原材料調達、物流などを展開。

事業内容

大王製紙グループは、大王製紙株式会社およびその連結子会社34社で構成されており、紙・板紙製品と家庭紙製品の製造販売を主軸に事業を展開しています。これらの製品に関連する原材料の調達や物流、その他の事業活動も手掛けています。同社グループの事業内容において、報告期間内に重要な変更はありませんでした。

同社グループは、2022年4月1日にダイオープリンティング株式会社が複数の会社を吸収合併し、ダイオーミウラ株式会社に商号を変更しました。また、芳川紙業株式会社を新たに連結子会社として迎え入れました。その他、吉沢工業株式会社や株式会社大貴も新たに連結子会社となりました。さらに、大王紙パルプ販売株式会社はエリエールビジネスサポート株式会社を吸収合併し、株式会社EBSに商号を変更。大成製紙株式会社もハリマペーパーテック株式会社を吸収合併し、ダイオーペーパーテクノ株式会社に商号を変更しました。

また、ダイオーミルサポート株式会社はエリエールペーパーテクノロジー株式会社に商号を変更。2023年1月1日には、エリエールペーパー株式会社が赤平製紙株式会社を吸収合併しましたが、商号変更はありませんでした。これらの動きは、同社グループの事業構造を強化し、市場での競争力を高めるための戦略的なものです。

経営方針

大王製紙グループは、紙・板紙製品と家庭紙製品の製造販売を中心に、原材料の調達や物流などの事業を展開しています。同社は、経営理念「世界中の人々へやさしい未来をつむぐ」を掲げ、衛生、人生、再生の「3つの生きる」を成し遂げることを目指しています。これらは、ものづくりへのこだわり、地域社会との絆、安全で働きがいのある企業風土、地球環境への貢献という4つの柱を通じて展開されています。

中長期的な経営戦略として、2026年度の達成目標「売上高8,000億円~1兆円、営業利益率10%」を掲げ、2021年度から2023年度までの第4次中期事業計画「GEAR UP 次なる成長、新たな未来へ」を推進しています。この計画では、強靭な事業ポートフォリオの確立、財務体質の強化、気候変動問題への対応を基本方針としています。具体的には、紙・板紙事業の競争優位性の構築、ホーム&パーソナルケア事業の成長・拡大、セルロースナノファイバー(CNF)等の新規事業による将来の成長機会の創出を目指しています。

財務体質の強化に関しては、設備投資の厳選やキャッシュ・フロー改善を図り、信用格付A格取得を目指しています。また、気候変動問題への対応として、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの利用促進や石炭ゼロ化、植林面積の拡大などに取り組んでいます。

これらの戦略は、同社グループが直面する課題に対処し、持続可能な成長を実現するためのものです。同社は、事業構造の強化や市場での競争力向上を目指し、組織再編や合併を進めています。これらの取り組みは、同社グループの中長期的な成長戦略の一環として位置づけられています。