北越コーポレーション【3865】 プライム(内国株式)

紙パルプ事業では、パルプ・紙の製造・販売を行い、パッケージング・紙加工事業では、紙器・液体容器等の製造・販売を手がける。その他事業では、バイオマスボイラー向け燃料チップの集荷・販売、設備の製作・修繕、一般貨物運送業・倉庫業、木材製品の製造・販売などを展開。

北越コーポレーション【3865】 プライム(内国株式)

紙パルプ事業では、パルプ・紙の製造・販売を行い、パッケージング・紙加工事業では、紙器・液体容器等の製造・販売を手がける。その他事業では、バイオマスボイラー向け燃料チップの集荷・販売、設備の製作・修繕、一般貨物運送業・倉庫業、木材製品の製造・販売などを展開。

事業内容

北越コーポレーションは、紙パルプ事業、パッケージング・紙加工事業、およびその他の事業セグメントを有する企業グループです。

紙パルプ事業では、同社や子会社のAlberta-Pacific Forest Industries Inc.、江門星輝造紙有限公司、Bernard Dumas S.A.S.、北越東洋ファイバー株式会社がパルプや紙を製造し、主に同社や北越紙販売株式会社、Alberta-Pacific Forest Industries Inc.などを通じて販売しています。また、関連会社の株式会社北越ペーパーテック新潟、同紀州、同勝田が製品の仕上げや包装を受託しており、株式会社北越ペーパーテック紀州や株式会社テクノ北越が同社の紙製造に関する作業を請け負っています。さらに、MC北越エネルギーサービス株式会社が同社に電力と蒸気を供給しています。

パッケージング・紙加工事業では、北越パッケージ株式会社や東拓(上海)電材有限公司が紙器・液体容器などの製造・販売や紙加工品の製造・加工・販売を行っています。一部の加工原紙は同社から購入しています。また、同社は株式会社ニッカンに紙の加工の一部を委託し、加工用原紙の一部を供給しています。

その他の事業には、木材事業、建設業・機械製造・販売・営繕、運送・倉庫業、その他の事業が含まれます。株式会社北越マテリアルがバイオマスボイラー向け燃料チップの集荷と販売を行い、株式会社北越エンジニアリングが同社グループの設備の製作・納入や保守・修繕作業を受託しています。北越物流株式会社と北越水運株式会社が一般貨物運送業と倉庫業を営み、同社の製品や原材料の保管・運送を行っています。北越パレット株式会社は木材製品等の製造・販売を行い、同社にパレットやバイオマスボイラー向け燃料を販売しています。

経営方針

北越コーポレーションは、長期経営ビジョン「Vision 2030」に基づき、持続可能な社会の発展に貢献する企業グループを目指しています。

同社は、2023年4月から「中期経営計画 2026」をスタートさせました。この計画では、事業ポートフォリオシフト、「コスト」「環境」「安全」にかかる競争力強化、およびサステナビリティ(ESG)活動推進の3つの基本方針を掲げています。

事業ポートフォリオシフトでは、北米のパルプ事業や欧州の機能材事業への進出、国内での段ボール原紙事業の開始やプラスチック代替素材の商品開発などに取り組み、新たな事業領域の開拓を加速させます。

競争力強化では、最適生産体制の推進、原材料調達の多様化、ITシステム投資による業務効率化などのコスト競争力強化、CO2排出量削減や環境優位商品のブランディングによる環境競争力強化、安全衛生活動の推進と人的資本経営の推進による安全競争力強化に注力します。

サステナビリティ(ESG)活動推進では、2050年までのCO2排出実質ゼロの目標に向けた取り組みを積極的に進めるなど、環境経営を基軸とした企業グループの実現を目指しています。

以上のように、北越コーポレーションは、中期経営計画に基づき、事業ポートフォリオの転換、競争力の強化、サステナビリティ活動の推進を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を図っていくことが期待されます。