【2016年3月期】日本郵船の業績
2016年3月期の売上高は2兆2723億円、経常利益600億円。事業セグメントと概要は次の通り。
定期船事業
運賃、貸船料、コンテナ関連収益などの収受を目的として、定期船による国際的な海上貨物輸送、船舶貸渡業、コンテナターミナル業、港湾運送業、曳船業を行なっている。
航空運送事業
日本貨物航空で航空運送業を展開
物流事業
貨物運送取扱業、沿海貨物海運業をグローバルに展開。海・陸・空の総合物流ネットワークを提供
不定期専用船事業
運賃、貸船料、運行受託手数料などの収受を目的とし、不定期船、タンカーなどによる国際的な海上貨物輸送、船舶貸渡業などを行う。
不動産業
不動産の賃貸・管理・販売
その他
客船事業、情報処理サービス業、機械器具卸売業(船舶用)、石油製品の卸売業などを展開
連結従業員数34276名のうち、物流事業に22244名が従事し65%を占める。定期船事業には6699名で20%ほど、不定期専用船事業は2616名で7.6%ほど。
全体の売上高2兆2723億円のうち、最も大きいのは不定期専用船事業で9022億円(38%)の売上。続いて定期船事業が7063億円(30%)、物流事業は4965億円(21%)を売り上げている。
セグメント別利益
セグメント別の利益を見ると、最も大きいのは不定期専用船で465億円、次に物流事業が118億円を稼いでいる。
最後に、地域ごとの売上高。
日本の売上が1兆6909億円と74%を占める。北米が1767億円(7.8%)、欧州が1719億円(7.6%)、アジアが2122億円(9.3%)。世界をまたにかけているイメージだったが、意外と日本の割合が大きい。