【2016年9月期】サイバーエージェントのセグメント別業績
今回は業績好調なサイバーエージェントについてみてみる。
2016年9月期の売上高は3000億円を超え、営業利益も367億円に達した。浮き沈みの激しいインターネット業界で、安定成長を実現している数少ない企業の一つである。
決算書で報告されている事業セグメントは「メディア」「ゲーム」「インターネット広告」「投資育成」「その他」の5つ。
メディア事業には「Ameba」のほか、去年公開したばかりのインターネットテレビ局「AbemaTV」が含まれる。
従業員数の内訳をみると、ゲーム事業とインターネット広告事業に多くの人員を割いていることがわかる。グラフにしてみよう。
次に、セグメントごとの販売実績を見る。最も大きいのはインターネット広告事業で1704億7300万円、続いてゲーム事業が1226億3800万円。メディア事業と投資育成、その他事業はそれぞれ219億3400万円、17億4800万円、169億5100万円となっている。
グラフで見ると、インターネット広告とゲームだけで全体の9割近くを占めている。サイバーエージェントといえば「Ameba」のイメージが強いが、収益の割合としては意外と小さいことがわかる。