伊藤忠商事について調べる。全体の業績は、2016年3月期で収益5兆円、税引き前利益3227億円という規模。
伊藤忠商事の事業セグメントは「繊維」「機械」「金属」「エネルギー・化学品」「食料」「住生活・情報」「その他」の7つ。
繊維
繊維原料、糸、織物からアパレルまでグローバルに事業展開。ブランドビジネスの海外展開やインターネット販売などの販路展開にも取り組んでいる。
機械
プラント、橋梁、鉄道などのインフラ関連プロジェクトや、船舶、航空機、産業機械などを扱う。再生可能エネルギーや医療関連分野にも関係している。
金属
金属鉱物資源の開発・加工事業のほか、太陽光・太陽熱発電事業や温室効果ガス排出権取引などの環境ビジネスも扱う。
エネルギー・化学品
原油や石油製品、天然ガス、電力など、エネルギー商品全般のトレードや石油・ガスプロジェクトの開発、有機化学品や医薬品などのトレードを行う。トレードか。
食料
原料から小売まで幅広くカバーし、傘下には不二製油やファミリーマート、プリマハムなども。小麦、大麦、米、大豆、トウモロコシから缶詰やペットフードまで。
住生活・情報
住宅資材、パルプ、天然ゴム、タイヤなどの生活資材やIT、携帯流通などの情報通信、不動産屋物流、各種金融サービスや保険事業などを推進。
その他
複数の商品を取り扱う海外現地法人がここに含まれるっぽい。
各事業セグメントの収益をグラフにしてみる。
エネルギー・化学品セグメントからの収益が最も大きく1.5兆円。住生活・情報セグメント、食料セグメントがそれに続きそれぞれ1.2兆円、1兆円もの収益をあげている。
次に、地域別収益。
日本がおよそ65%、米国が15%、シンガポールが6.78%ほどの収益を上げている。
総合商社の国内依存度とか比較してみたら面白そうだなあと思った。