TOTOの事業セグメントと業績内訳
TOTO

TOTOの2016年3月期の売上高は5679億円、経常利益467億円ほど。

子会社52社と関連会社5社を有し、「国内住設事業」「海外住設事業」「新領域事業」「その他」の4つを事業セグメントとする。

国内住設事業

レストルーム、バス・キッチン・洗面商品を主に扱い、衛生陶器、温水洗浄便座、ユニットバス、システムキッチン、洗面化粧台、水栓金具・電気温水器、手すり、浴室換気暖房乾燥機、腰掛便器用シート、プラスチック浴槽などの製造や、それらのアフターサービス業務を行なっている。

海外住設事業

レストルーム、バス・洗面商品を米州、中国、アジア・オセアニア、欧州などで提供。

新領域事業

セラミック、タイル・ハイドロテクと商品を扱う。

その他

セグメント間の不動産賃貸など。


連結従業員数は28148名おり、そのうち13646名が国内住設事業に従事。13433名が海外住設事業に従事している。新領域事業は870名。

セグメント別の売上

売上高の内訳を見ると、国内住設事業が4304億円を売り上げ、全体の7割を占める。海外住設事業は1613億円で26%、新領域事業は208億円で3%程度。

セグメント別利益

利益の内訳も見てみる。国内住設事業は285億円(57%)、海外住設事業は214億円(43%)で、この二つでほとんどを稼いでいることがわかる。

売上と比較すると海外住設事業の利益が大きいので、海外の方が利益率が高いんだな。これは興味深い。

地域ごとの売上高

地域ごとの売上高も見てみよう。日本は4315億円で76%を占める。次に大きいのは中国で、628億円(11%)の売上。米州は376億円(6.6%)。

中国の方が米州より大きいというのは興味深い。やはり民族的にアジア人の方が受け入れやすいんだろうか。