コスト改革など奏功して絶好調「Amazon」ストア事業とAWSで成長戦略を推進
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Amazonが2月6日、2024年本決算を発表。一年間の売上高は6,380億ドル(前年比11%増)、営業利益は686億ドル(同86%増)で着地した。
収益性が向上した背景には、一連の効率化やコストカット施策がある。その一方で、10〜12月の売上高も過去最大を更新。年末のホリデーショッピングシーズンが歴代最高の盛況となった。
経営トップを担うアンディ・ジャシーCEOは、各事業で同社が推進してきたイノベーションが好調さの源泉だと主張。「今四半期を数年後に振り返ったら、印象に残るのは新たな『Trainium2』AIチップ、独自の基礎モデル『Amazon Nova』などだろう」と述べた。
AWSが強力なクラウドプラットフォームであることに疑いの余地はない。しかし、上記『Nova』やAIアシスタント『Q』などに関しては影が薄いようにも思える。今回の記事では、開示された資料から同社の現況をお伝えする。