古本屋から総合リユース店への転身を果たしたブックオフGHD、今期経常益38億円へ
リユース店の運営で知られるブックオフグループホールディングスが、売上と利益を伸ばしている。
ブックオフは1990年に創業。古本が大量に並んでいる店構えが印象に残っている読者も多いだろう。今も同社にとって古本の存在感は大きいが、会社としては「総合リユース店」として再成長を果たしている。
現法人であるブックオフグループホールディングスは、2018年に単独株式移転によって設立。その後の業績は右肩上がりで、2023年5月期には売上1,000億円を突破。収益性も上昇傾向で、今期の経常利益は38億円を見込む。
現在の同社は古本だけでなく、アパレル、ジュエリー、トレーディングカードなど幅広い商材を扱う。ブックオフグループがどのような成長戦略を展開しているか、本記事では同社の来歴を紐解きながら紹介する。