オンライン保険の「Lemonade」が成長、2024年中にFCF黒字化へ
オンライン保険会社のレモネード(Lemonade)が、トップラインの拡大を続けている。
加えて著しいのが収益性の改善だ。総契約額(in-force premium)は前年比22%の拡大だが、営業費用は2%増。従業員数は11%減少した。営業レバレッジの拡大が、黒字化に向けて顕著な成果を出しつつある。
保険事業というものは、ひとたび軌道に乗ればキャッシュフローには優れている。保険料を先に受け取り、保険金の支払いは先送りされるためだ。そんな中でレモネードは、2024年末までにフリーキャッシュフロー黒字化に達することを宣言する。
巨大市場である米国における新興オンライン保険会社として、レモネードはこれまで着実に成長を続けてきた。直近ではどんな状況にあるのか、直近決算をもとに経営陣の発言を紐解く。